若洲海浜公園に行った時に釣りデートカップルを何組か見かけました。
あるカップルは竿を一本レンタルして、餌は売店で売られているマルキューのオキアミだんごを使っていましたが、真冬ですし、まあ釣れないでしょう。
男性はモコモコのダウンを着て完全装備。一方の女性は真っ白なファーのついたコートに厚底の靴を履いていました。
釣りをするには明らかに向いていない格好でした。
釣りデートってどう思いますか
男性が女性を釣りに誘うパターンが多いと思うので、男性が女性を釣りに誘う仮定で話を進めますが、男女逆でも一緒です。
皆さん、釣りデートってどう思いますか?
僕の意見は結論、何ヶ月も付き合ってますとか、男性も女性もがっつり釣りしたことありますとか、女性が釣りやってみたいとかだと全然いいと思うのですが、付き合い始めて2回目のデートとか、マッチングアプリで今日初めて会いましたとかで釣りデートは個人的にはやめておいた方がいいと思います。
釣り経験がない女性を誘う男性へ
釣りは好き嫌いが分かれる遊びです。
ハイシーズンのサビキのように朝から晩まで釣れまくる時ももちろんありますが、一年を平均すると釣れる時間より釣れない時間の方が長いです。
会話でもゲームでもただ海を眺めるでも何でもいいのですが、とにかく何も釣れない時間を楽しめないと釣りは全く面白くありません。
釣れない時間も含めて釣りです。
ただ、釣りに誘われた初心者は何か釣れるかもしれないと期待して行くものです。
何か気の利いた話を数時間できますでしょうか。
釣れない時間を楽しませることができるでしょうか。
お相手は釣れない時間を「何やこれは...クソつまらん...」と感じないでしょうか。
あと、潮風に当たる海釣りはどうやっても全身が臭くなりますし、ベタベタします。
直射日光に当たる堤防だと日焼けしますし、夏なら熱中症になるかもしれません。
きれいなトイレがあるところも少ないでしょう。
サビキだとアミエビの匂いがどうしても付きますし、虫餌は初見の人にはキツいと思います。
元々アウトドアが趣味の女性ならいいと思いますが、初見でゴカイを触れる人の方が少数派でしょうね。
そもそも魚が苦手な女性もいるでしょう。
世の中、魚の三枚おろしができない人の方が多いと思います。
大都会で生まれ育った人ならなおさら生きた魚の扱いを知らなくて当然といえば当然です。
それなりに釣りをやってきた人は無自覚だと思いますが、簡単な釣りでも分解してみると小さな動作の組み合わせであることがわかります。
レンタルロッドでサビキをすると仮定しましょう。
カゴにアミエビを入れて、竿を持って、リールのベールを返して、仕掛けを投げて、着底を確認して、ベールを戻して、底を取って、シャクってコマセを出し、アタリをとって、リールを巻き上げて、仕掛けを掴んで、魚を針から外して...
なかなか難しいと思いますけどね。
魚が好きなら水族館デートの方がおすすめです。
釣りデートはもうちょっと仲良くなってから...