こんにちは、猫マグロです。
MBA受験のまとめ編その5はエッセイです。
自分のエッセイをそのまま掲載することはできませんが、どのような流れで書いたのかご紹介したいと思います。
MBAのエッセイについて
エッセイは聞かれたことに対して指定された字数以内で回答するもので、各学校で異なる設問が用意されていますが、結局のところどの学校も、
「なんでMBAを目指すの？」
「なんでうちの学校なの？」
「あなたがこれまでどんな経験をしてきて、何ができるの？」
「他のクラスメイトにどんな形で貢献できるの？」
という本質の部分を聞いてきていることがほとんどです。
シンガポールのMBAは詳細な研究計画書の提出を求められることは少なく、その分限られた字数で自分のことをうまく表現しないといけません。
2021年intakeの設問
2021年intakeの各校の設問は下記の通りでした。
シンガポール国立大学（National University of Singapore）
1.How do you plan to spend your time on The NUS MBA to transform yourself personally & professionally? Briefly describe your experience to date, and how this and The NUS MBA can help you achieve your mid and long term career goals. (350 words)
2.How have people, events, and/or situations in your life influenced who you are today?(250 words)
3.OPTIONAL: Is there any additional information relevant to your application that you’d like to share with the Admissions Committee? (200 words)
一見するとトリッキーな設問で、他のMBAのエッセーを流用することは難しいのですが、結局聞きたいことは「なんでMBAを目指すの？」「なんでうちの学校なの？」「あなたがこれまでどんな経験をしてきて、何ができるの？」など、自己分析の結果をストレートに聞いてきています。
南洋理工大学（Nanyang Technological University）
1.Briefly describe your involvement in any socially responsible or sustainable development activities. (150 words)
2.Briefly assess your career progress to date. Elaborate on your near term (3 - 5 years) future career objectives and how pursuing an MBA will help you achieve them. (400 words)
3.Tell us about two achievements (one as a leader and one as a team member) that you are most proud of, and why you feel that to be so. (400 words)
南洋理工大学の特徴は設問1です。要するに「仕事しかしない人間はいらないです」ということのようです。
シンガポール経営大学（Singapore Management University）
1.Why do you want to earn an MBA and why are you choosing to apply to SMU? If you are selected, how will you contribute to the SMU MBA programme? (500 words)
2.Describe your greatest weakness and how you have tried to overcome it. (300 words)
SMU は出願しませんでしたが、ド直球な設問で素敵だと思います。
エッセー作成の流れ
参考になるかは分かりませんが、僕のエッセー作成の流れをご紹介します。
まずは自分の経験と考えの棚卸しをする必要があったので、自分のことを全て日本語で箇条書きしました。内容は就活の時の自己分析と非常によく似ています。
これまでの仕事での成功体験と失敗体験、学生時代の成功体験と失敗体験、これからやりたいこと、MBAを目指したきっかけなど、とにかく全部書きます。
次に、設問に回答する形で日本語で箇条書きしていきます。
箇条書きしたら、これを日本語の文章として成立させます。
そしてこれを英語にします。有料のエッセイ翻訳サービスを利用する方もいらっしゃいますが、僕はそんなお金もありませんので、google翻訳と自力の英語力を組み合わせながら英文にしました。
契約している日本人カウンセラーにチェックしてもらい、自分で修正してまたチェックしてもらう、という作業を納得いくまで何度も繰り返していきます。
僕の場合、1校につき3〜5往復分はチェックしてもらいました。また、イギリス帰りの知り合いにもチェックをお願いしました。
一番大事なのは一番最初の自己分析です。これが綿密にできれいればできているほど、あとの作業が楽に素早くできます。
そして僕は自己分析が非常に苦手でした。新卒で就活する時から自己分析に苦手意識があって、やればやるほど、自分の人生はなんなのか、結局どんな人生にしたいのか、正解のない問題にハマっていき、うまくまとめられませんでした...
