こんにちは、猫マグロです。
ロードバイクに続き、僕のミニベロ・NESTO FROIDを紹介したいと思います。
ロードバイクに乗っているせいか、自転車の違いがなんとなくわかるようになってきました。
フレームの材質やジオメトリによって、乗り味は全然違ってきます。
ロードバイク乗りならではの観点からこの自転車を見ていきます。
ジオメトリについて
ロードバイクはスローピングフレームが今の主流ですが、FROIDはホリゾンタルフレームです。ホリゾンタルってだけで見た目が一気にスポーティになりますね。
NESTOのホームページには下記の通り記載があります。
クラス最軽量※のクロモリミニベロ。
クロモリフレームのしなやかさと小径ホイールの加速性、スポーティなジオメトリにより、大径ホイールのバイクに匹敵する走行性能を実現。
自宅内にバイクを収納する方、マンション内エレベータを利用する方にもお勧め。
※国内販売中の6 万円未満クロモリミニベロにおいて/2018 年11 月現在・当社調べ
フラットバーだったらどれも一緒でしょ、なんて安直な考えでこの自転車を選びましたが、ホリゾンタルフレームで、前傾もきつくて、ママチャリのスプリング付サドルとは対象的なペラペラカチカチのサドルが付いている時点で、近所の女子高生が乗っているような謎の折りたたみ自転車と同じ乗り味のわけがありません。バルブもご丁寧に仏式です。
ホームページ上の写真ではお洒落イケメンが一緒に写っていますが、実際にこんな格好で乗ったら尻と腕が痛くなってすぐに休憩するでしょう。
ジオメトリのことは買ってみてから気が付きましたが、自転車としてはかなり速いです。
普段使いにミニベロで30kmも出すことはありませんが、これなら簡単に出てしまいます。
コンポーネントについて
ママチャリにコンポもクソもないと言われればそれまでですが、ロードバイクと同じようにディレーラーもキャリパーブレーキも付いてますのレビューします。
フロントはシングルの52T。チェーンリングは裾を巻き込まないようにガードが付いています。リアは11-30Tの8速になります。
ちょっとした坂道なら大丈夫ですが、勾配がきついとしんどいです。
リアディレイラーはシマノのALTUS。ALTUSはマウンテンバイク用のコンポで、Tourneyの一つ上のランクになります。
ロードバイク用の105と比較するのはナンセンスですが、ショップの方の調整がいいのか、きっちり変速します。少なくとも僕が自分で調整した105よりスパスパ決まります。
きっちり変速はしますが、若干のもたつきは仕方ありませんね。
オシャレミニベロを見に行った時に、店員さんから「シマノ付いてるんです!」アピールをされましたが、安価なモデル(FROIDより高いですが)はTourneyでした。
余計なことを言いそうになりましたが、そもそも街乗りミニベロに上位コンポを求めるのもナンセンスです。
不満があるとすればブレーキです。テクトロのキャリパーブレーキが付いているのですが、これが全然ききません。
晴天で平坦なところをのんびり走るのはなんの問題もありませんが、例えば雨の日の下り坂なんかは怖いと思います。
その他
グリップはいかにも安物で、そのうちベトベトになるやつです。近いうちにERGONとかに変えると思います。
この自転車が優れている点があって、なんと最初からスタンド、ペダル、ライト、ベルが付いてきます。
ライトとベルは法律で決まっているのでどんな自転車でもつけないといけないのですが、ミニベロ含め、スポーツ自転車を購入する際にこの4つが付いてくることは非常に稀だと思います。
全部揃えようとするとそれだけでも数千円になるのでお得です。
乗り心地について
乗り心地はもちろん悪いです。タイヤ径が小さい、フロントフォークが短いなど、通常のママチャリやロードバイクに比べると、車道と歩道の間のちょっとした段差や、舗装があれた場所を通る時は結構な衝撃がきます。
乗り心地だけで言うとママチャリ>ロードバイク>>>ミニベロです。クロスバイクとMTBは乗ったことがないのでわかりません。
ほとんどのミニベロはクロモリフレームとアルミフレームで、中でもクロモリ率が非常に高いです。
材質としてはアルミのほうが軽量ですが、少しでも柔らかくしなやかな乗り味にするためにクロモリが採用されているようです。