こんにちは、猫マグロです。
突然ですが、粉瘤というものをご存知でしょうか。今回は長きに渡った僕と粉瘤の戦いの様子を紹介します。
未確認ブニョブニョ物体との戦い
あれ”気になりはじめたのは高校生の時。それほど大きいものではなかったので、ずっと放置していました。そして時は流れ、ここ2、3年で突然大きくなりました。
痛みはありませんが、座った時にはどうも気になります。気にせざるをえないような違和感を感じます。ボールの上に座っていて、深く腰掛けるとこのボールがお尻にめり込んでいくような感覚です。
これはヤバイ病気なのかと不安になった僕はgoogleさんに聞いてみました。調べてみると粉瘤というものようです。
粉瘤は、皮膚の下に袋状のものができ、その中に角質や皮脂が溜まったもの。
袋の中も皮膚のため、通常の皮膚のようにターンオーバー(肌の新陳代謝)によって古い角質や皮脂といった老廃物が排出されます。
この老廃物が袋の中にたまり、腫瘍を形成するのです。
どうしてこのような状況になるか、原因ははっきり解明されていません。 粉瘤は一度できてしまうと自然消滅することはありません。
放置しておくと袋内にどんどん老廃物が溜まり、大きくなっていきます。
引用:ヘルスケア大学
病気ではないようなので、ホッとしたのもつかの間。これ以上大きくなってはたまりません。この時点で粉瘤は卓球のボールくらいの大きさになっていました。なんとか取ってもらいたいと、近所の皮膚科に行きました。
おじいちゃん先生曰く、
「はい、ここに寝転んで〜。お尻だすよ〜」
「あ〜〜〜〜これね〜〜〜〜」
「ちょっと一週間ぐらい薬飲んで。消えるかもしれんから。」
薬を飲みましたが、僕のケツイボに変化はなく、一週間後、再び病院に行きました。
「変化なしか〜〜〜〜」
「ちょっとベッドにうつ伏せなって、おしり見せて〜〜」
ぶすっつ
「あああっっっっつつつ!!!!」
うつ伏せになっていたのでどうなっているのか全く見えないのですが、でかい注射針をぶっ刺して、中身を吸い出そうとしているらしく、ものすごい激痛がお尻を襲います。
「あかんな〜〜〜〜これ手術やわ〜〜〜〜」
「紹介状書くから行ってきて」
ということでした。
出会いと別れ
後日、僕は淀川キリスト教病院のロビーにいました。今日は僕のデリケートなお尻を痛めつける諸悪の根源とおさらばする日です。
呼び出しがかかり、人生初の手術室へ。全身裸になり、使い捨ての不織布でできたパンツを履いて、その上から手術着を着ます。先生の準備ができるまで看護師のお姉さんと世間話をします。緊張をほぐそうとしてくれているのか、積極的に話しかけてくれます。
「看護師はね〜、就活なんかあってないようなもんやったわヒャハハハハ!!」
手術室に入ります。お尻の手術なので、手術台にうつ伏せになり、心電図を背中に付けます。
「はーい、じゃあパンツ下げますね〜」
お尻丸出しですが、パンツを完全に脱いだわけではありません。ずらしただけです。すぐに麻酔の注射をブスブスとお尻の数カ所に刺されますが、これがまた痛いです。麻酔が効いてくると手術開始。
「それでは手術を開始します」
「術式うんちゃらかんちゃら」
「よろしくお願いします」
「メス」
痛くはないですが、メスで切られているのが分かります。ハサミで切られているのも分かります。
途中でおならが出そうになりますが、必死で耐えます。おならのことを考えること約20分。あっという間に縫合が終わり、手術終了です。
普通に立てるので、今日はどこかで休むこともなく、そのままお支払をして帰宅です。
粉瘤がどれほどのものなのか見てみたかった僕は、手術直後、粉瘤を見てみたいと先生にお願いしました。
「あの〜摘出したブツを見たいんですが〜」
「ええよ〜」
思ってたよりでかい!そして、グロい!大きさはピン球というよりもゴルフボールほどあり、色は吐き気をそそる絶妙な乳白色です。
しかも、こんな形でした。
こんなことを言うと明治に怒られそうですが、ガルボみたいにヨコに長いです。
5cmぐらいはあったと思います。左の絵みたいに球体だと思っていたら、実際は右の絵みたいに横長だったんですね。しかし、こんなにでかくなっていたとは...
一週間はお風呂に入れません。シャワーで我慢です。でも、とってもすっきりしました。お尻も気持ちも軽くなったような気がします。手術してよかったです。