
先日、第76回税理士試験 国税徴収法を受けてきました。
国税徴収法は3日間続く税理士試験の最終日の朝9時スタートです。最終日まで受験が残っている人は少なく、国税徴収法の受験者数は受験者数が一番多い簿記論の1/10ぐらいなので、試験会場の最寄り駅から同じ方向に向かう人の姿もまばらでした。
試験開始の30分前くらいに会場に着いて自席に荷物を置き、すぐに理論サブノートを持って外に出て、着席時間ギリギリまで理論の復習をしました。

試験開始前に事前に解答用紙に受験番号と名前を書くよう指示があるので、ホッチキスで留められた解答冊子を見ると、小問1問の解答の見出しが書かれているものがあり、大原の応用理論テキストで繰り返し解いた問題だと分かりました。試験開始前から、これを一番最初に解くつもりで頭の中でどう答えを書くか整理しておきます。
「始めてください」の合図で冊子を開く。まずは全ての問題に軽く目を通す。
大問1の最初の理論ベタ書き2つは書けそう。次の法定納期限等の意義も、いつだったか確認テストか模擬試験で出たからなんとなく覚えている。大問1の最後の配当計算は...相続は自信がないので最後に解くことにする。
大問2はなんと50点分全部が第二次納税義務。大原で何度も財産区分や差押手続の答案作成を練習したのに、全部第二次納税義務ですか。清算人ってCランクだったからあんまり覚えていない…これも後回しにすることにします。
セオリー通り自信を持って解答できる問題から順番にやっていこうと思うのですが、手が震えてうまく字が書けません。このたった2時間のために去年の9月からずっと勉強してきました。通勤電車で毎日欠かさず理論暗記してきましたし、大原の授業もちゃんと通学で出席しました。国税徴収法の勉強は簿記論、財務諸表論よりもずっと大変でした。本当に頑張ったんです。財務諸表論の時も緊張で手が震えましたが、今回が税理士試験最後の科目というプレッシャーもあり、試験時間中最初から最後まで手が震えっぱなしでした。
大問1の相続は実質2択で迷ったのですが、悩んでも仕方ないのでえいやで回答。大問2の第二次納税義務は埋めるだけ埋めましたが、問題用紙の余白が多く、本当に合っているのかどうか不安な気持ちになりつつも、かといって何を埋めたらいいかも分からないので打ち止め。1時間半くらいで全ての解答用紙のスペースを埋め、問題用紙と解答用紙を最初から何度も見直し、修正テープや二重線で消しては書いて、消しては書いてを繰り返し、細かい部分を詰めていきました。
試験終了の合図。あっという間の2時間でした。
毎度のことなのですが、試験中最初から最後までずっと不安な気持ちでした。試験が終わった瞬間、色々なことが思い起こされ、涙が出そうになりました。
気が狂うような理論暗記の日々から解放されるはずなのに、明日からもうやらなくていいのかという虚無感。
これまで支えてくれた妻に対する感謝と、うまくやれなかったことへの申し訳なさ。
たくさん勉強してきたのに、自分の答えに自信が持てない。この1年間、自分は何をやっていたのだろうか。頑張ったんだけどなぁ。

週末に解答速報が発表され、大原はボーダーラインが72点、合格確実ラインが80点。TACはボーダーラインが70点、合格確実ラインが85点。高すぎませんか?
簿記論と財務諸表論の時は、次の受験科目に進むのか、もう一年同じ科目を9月からやるのかという問題があったので、解答速報が出たあとすぐに自己採点をしましたが、今回は自己採点をしても意味がないので自己採点はしません。落ちたら1月からやり直しです。
消費税法とか法人税法をやった方がいいとか言われそうですが、国税徴収法と心中するつもりなので、受かるまで国税徴収法を受けるつもりです。
予備校も大原と心中するつもりなので、TACにも行かないし、独学もしません。受かるまで大原に課金します。
国税徴収法。税理士試験を受けていない会社の人に、「国税徴収法って税理士試験の科目の中でも受かりやすいんですよね」とか言われたんですが、一回受けてみろと言いたい。ゲロ吐くぞ。
税理士になる方法は色々ありますが、私は大学院に進学して税法2科目分の免除申請をする予定で、今回の国税徴収法が3科目目、つまり最後の科目になるので、一旦合格発表までは税理士試験の勉強は休憩します。今回の税理士試験を受験された方は本当にお疲れ様でした。
