猫とマグロのその日ぐらし

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高学歴ほど色々なアルバイトを経験しておいた方がいいという話

 

今回は大学生、特に就活生に向けの記事です。

高学歴で金持ちの人ほど色々なアルバイトを経験しておいたほうが、大学卒業後に役に立ちますよ、という話です。

 

 

頭がいい=常識を持っている、ではない

 

世間一般に言われる高学歴の大学を卒業し、一流の企業に就職しました。なんていうのはよくある話です、それ自体はたゆまぬ努力の結果でありますが、問題は卒業して働きだしてからのこと。最近そう考えさせられる機会がありました。

 

最近の大学進学率は55%程度。大学は日本全国で約750校あります。もちろん海外の大学に進学される方もいます。

どこから高学歴なのかはわかりませんが、例えば旧帝大、上位地方駅弁、早慶、MARCH、関関同立あたりの進学者は10%くらい。この記事ではこの辺が高学歴だと定義して話をします。ちなみに、さらに旧帝大、国公立医学部に絞ると3%くらいしかありません。

ここで言いたいのは、これらの大学に進んだ人は少数派だと言うことです。大学内のコミュニティで形成される価値観は、世間一般のものと曖昧ながら確実にズレが生じます。100人いたら高学歴は10人しかいませんから当然です。

そして学歴フィルターかけまくりの大手企業に入ると、同期は高学歴の人ばかりです。こういった人たちが、ろくにマーケティングもせずに自分たちが面白いと思うものをつくっても世間には刺さらないことが多いです。庶民感覚がないから当然の結果です。 1/10000人にしかウケないものができてしまいます。

デマにつられてトイレットペーパーを買い占め、マスクがねぇじゃねぇかとドラッグストアの店員に突っかかる人は世の中にたくさんいて、高学歴の皆様はそんな人達を見下しているかもしれませんが、そんな人達が立派に世間と世論を形成しています。

 

 

まずは自分が生きてきた環境と常識を疑うことから

 

なので、高学歴で金持ちのいいとこ育ちしか相手にしませんみたいな商売は別にして、一般に商売をしようと思うと、多数派の価値観を身につける必要があります。自分が所属するコミュニティ内でいいと思われるようなものであっても、知らないあいだにものすごくニッチな商売になっている可能性があります。

大学卒業後に働きはじめ、仕事の中で世間一般の価値観を身につけ、社会との関わり方を見つけていく、というのが普通なのかもしれませんが、会社でそんな抽象的なことを一から学べる機会はなかなかありません。なんとなく、ちょっとずつ、積み重ねていくしかありません。しかも、正解が分からないので気がついたら40歳とか50歳とかになっています。

ものをつくるときだけではなく、他の人と話す行為そのものも注意が必要です。筋だって、論理的に説明できる、会話できることは当然社会人として必要なスキルで、一生懸命勉強していい大学に入った人は、勉強の過程でそれなりの能力を持っています。そして、そんな人が集まったコミュニティのメンバーはみんな「理解できる」言葉を話します。が、これも実際には少数派の話で、ロジカルシンキングなんて一生縁がない人もいます。「理解できない」言葉を話します。私の話が通じないなら結構です、で済ませられるのであればいいのですが、社会に出てみると、お客さんだったり上司だったりして、どれだけ嫌でも対峙しないといけないシーンは多々あります。関西弁で言うと、どないしようもない奴、よー分からん奴、アホな奴とうまくやっていくスキルが間違いなく必要です。自分の土俵に相手を載せるためには、自分の目線を相手に合わせること、相手の目線の位置を知るところから始まります。

 

 

高学歴ほどいろんなバイトをした方がいい

 

2ch的に言うとBラン駅弁公立大学を出た僕が自分のことを高学歴だと思ったことは残念ながら一度もありませんが、それでも学生時代に色々なアルバイトを経験してよかったと思います。実体験から、学生時代のアルバイトは自分と世間をつなぐ非常にいい機会だと僕は考えています。

個別指導塾の講師、飲食、フィットネスグッズの実演販売、雑貨屋にスキー場、展示会の設営、デパ地下のケーキ屋。好奇心だけでいろいろやりました。

それに、本当に色々な人に出会いました。褒められることもあれば、ボロカスに怒られることもありました。客の中には「こいつ頭おかしいんじゃねぇか」なんて人もいたし、僕を名指しで会社にクレームを入れる人もいました。金は返すから二度と来ないでくれ、なんて言えたら良かったのですが、アルバイトの分際でそんなことを言えるわけもなく、まるで日本語の通じない猿と対峙、というよりもうまくやっていくしかありませんでした。

しかし、商品やサービスの対価としてお金を払っているのはこの人たちです。社会を形成している消費者の一員であり、世論・世間を形成している一員なのです。

 

また、当然ですが、アルバイトの種類によって関わる人も違います。オフィス街の居酒屋でアルバイトしていたときは客がサラリーマンばっかりだったので、変な人は”比較的”少なかったと思います。フィットネスグッズの店頭販売は財布がユルユルのお年寄りばっかりでした。スキー場は働いている人客の多くは普通でしたが、客の一部と働いている周りの人の多くがあまりにも変な人ばっかりでした。

よくある話、高い時給に惹かれて塾講師とか家庭教師を4年間やりました、なんていうのは大切な機会を逃していると思います。たとえ教師になりたいと思っている人でも、いろいろな仕事を通じて社会を知ることは間違いなく人生の糧になります。

 

世の中にどんな人がいるのかを、広く浅く知るために。いろんな人の目線に合わせられるように。そして社会人として活躍するために、僕はいろんなアルバイトをやってみればいいと思います。