松葉杖で飛行機に乗ってきました。ありそうでない経験だと思ったので体験談です。
ちなみに今回は紅白の飛行機に乗りましたが、各社の予約サイトを見ると青白の飛行機もLCCも国内線ならどこも同じような運用のようです。
大前提として、「身の回りのことがお一人では難しいお客さま」に該当しないことが重要で、「足を怪我して松葉杖です。荷物は基本的に自分で持てますが、荷物の上げ下げだけちょっとだけ手伝ってください。」くらいなら問題なさそうですが、特別な医療的ケアが必要とかなら一人では飛行機に乗ることはできません。絶対に付き添いの人が必要です。
松葉杖でも「身の回りのことがお一人では難しいお客さま」に該当しない場合は普通にチケットを予約すればよく、予約時に航空会社に連絡する必要はありません。
空港に着いたら、必要なら荷物を預け、チケットを発券して、保安検査場に行きます。やたら保安検査場が混んでいても、身体が不自由なのは間違いないので堂々と優先レーンから進めばいいです。
手荷物検査の時は松葉杖も当然X線検査にかける必要があるので、手荷物と一緒に検査員に松葉杖が回収されます。なので、ゲートの金属探知機は片足立ちのケンケンか、木製のステッキ(高齢者向けの短いやつ?)をその場で借りて進む必要があります。
松葉杖は手荷物とは別の機械で検査されるので、ゲートをくぐったら松葉杖の検査が終わるまでしばし待機。受け取ったらそのまま搭乗口に向かいます。
松葉杖の場合は、ファーストクラスなどの優先改札よりも更に前の事前改札になるので、早めに搭乗口に行きます。松葉杖の収納が厄介だったので、対応するCAさんのためにも絶対に早めに行ったほうがいいです。
ちなみに、行きの時は松葉杖を使用している理由や足のどこが悪いかなどを細かく聞かれましたが、帰りの時は何も聞かれませんでした。一人で歩けない以上、緊急時はサポートが必要になるため、おそらくその飛行機に乗っているCA全員に「XXX席の人松葉杖です!」みたいな情報共有がされるのだと思います。
改札から座席に座るまで、誰かしらCAの人が付いてくれる状態で、座席に着いたら松葉杖を預けます。
最初はギャレーとかに持っていくのかと思いきや、頭上の手荷物棚に入れるようでした。僕が使っている松葉杖がLサイズで、そのままの長さでは到底棚に入り切らないので、MAXまで短くするよう求められました。それでも頭上の棚に入らないので、入る棚をCAさんがあちこち探していました。
着陸後、人の波が捌けるまで待って、CAさんが松葉杖を手荷物棚から取ってくれます。当たり前ですが、他のお客さんに迷惑なので、飛行機を降りるのは最後の方になります。
レアな経験ができました。CAさんありがとうございました!