こんにちは、猫マグロです。
仕事に全く関係ないのにふと宅建を取ろうと思い立ったのが2018年の4月。
そこから約半年、全くの知識ゼロから一発で宅建士試験に合格することができました。
今回はそんな僕の勉強法をご紹介したいと思います。
インプットもアウトプットも基本は過去問
僕はTAC宅建士講座の総合本科生に申し込んでいたため、独学の方とは勝手が違うと思われるかもしれませんが、結局学習時間の9割は過去問演習でした。
TACで配られた過去問は全科目で約650問。これを毎日地道に繰り返し、最終的には10周したことになります。
講義を聞く、独学の方はテキストを読む。これだけではまず宅建士試験は合格できません。
とにかく問題を解く。はじめは絶対に間違えます。間違えた問題の各選択肢の解説を読んで、また解いてみる。これを地道に繰り返すしかありません。
インプットとアウトプットを同時にすることが、地道で苦痛な作業ですが、一番の近道ではないでしょうか。
講義orテキストで論点をざっと掴む→問題を解く→間違える→解説を読んで理解する→(該当部分をテキストで確認)→また問題を解く
これの繰り返しで、確実に力をつけることができます。
なぜ宅建士試験では皆が口を揃えて「とにかく過去問」というのか
どの先生に聞いても、どのブログでも、宅建士試験はとにかく過去問だといいます。
実際に本試験を解いてみると分かってくるのですが、宅建士試験の問題の言い回しにはクセがあります。
どれだけ知識があっても、このクセにうまく合わせられないと本番でボロボロと点数を落とすことになります。「知っている」=「点が取れる」ではありません。
知識面について言えば、今年の問題は法改正に関する問題が多く、過去問しかやっていなかったという人には厳しい回だったと思います。
合格するには過去問だけではなく、予想問題集等で法改正に関する論点を抑える必要がありました。
しかし、法改正に関する問題で過去問題集に載っていない問題だとしても、宅建士試験のクセがあることにはかわりません。
まずは基本的な知識をインプットし、クセを知った上でアウトプットしていくことが「知っている」を「点数が取れる」に変えていく近道です。
以下、おすすめの問題集を紹介しますが、同時にテキストを購入される場合は問題集に対応しているものを購入するのがいいと思います。優先順位は問題集>テキストです。
まず、問題集は一問一答式の過去問で、すぐに回答を確認できるものがおすすめです。
科目ごとに演習できない年度ごとの過去問集は学習のテンポが悪くなってしまうため、おすすめしません。
わかって合格る宅建士シリーズ
こちらのシリーズは問題集がおすすめですので、これに対応するテキストと同時購入されるのがいいかと思います。掲載問題数600で、TACの宅建士講座で使用されているものとほぼ同じではないでしょうか。問題集はこれと、後述する予想問題集や模試で十分です。
合格するには十分な論点数なので、時間がある(4ヶ月以上)方で、確実に一発合格したい人はこれ。
スッキリ宅建士シリーズ
時間がない人におすすめのスッキリシリーズ。コンパクトながら重要論点をしっかり抑えています。
本番で差がつくのは難しい論点ではなく、重要度Aクラスの問題を落とすか落とさないかなので、スッキリシリーズでも予想問題集や模試を組み合わせれば十分対応可能です。
問題集も過去問12年分を論点毎に組み替えているので、先述のわかって合格るシリーズと同じ数の問題を解くことになります。
とは言え、今回は予想問題の演習が必須でした
今年の本試験問題を見られた方はお気づきかと思いますが、今年は法改正に関する問題が多数出題されました。これは過去問では全く対策できません。テキストを読んだって、全く定着しないのでどうするか。
そんな場合は、各社が販売している予想問題集や公開模試を活用しましょう。予想問題集や模試には法改正に関する問題が必ず掲載されているので、これを何度も解いて、解説を確認しましょう。統計の問題も同時に対策できるので、非常におすすめです。
まとめ
とにかく問題を解く!宅建士試験対策はこれにつきます。問題集の選択肢を覚えてしまうくらい、とにかくやりこみましょう!