こんにちは、猫マグロです。
今回はシンガポール入国後の隔離生活についてお話ししていきます。シンガポールの入国や隔離、PCR検査などの手続きは日々変わっています。このため、今後手続きを進められる方は参考程度に記事を読んでいただければと思います。
隔離までの流れ
チャンギ空港でPCR検査を受けた後、指定されたバスに乗り込みホテルに向かいます。
ホテルは基本的に指定することができませんが、実は大金を支払えば指定できたりします。
僕はというと、マリーナベイ近くの高級ホテルに案内されました。どれだけ僕が金持ちでも自腹で泊まることはないでしょう。
ホテルに到着後、最初に裏口に通され、体温を測定。非常用エレベーターを使って受付に向かいます。受付はホテルのフロントとは別になっていて、導線がきっちり分けられていました。
そこでパスポート、入国許可証、IPA-STPレター、隔離代のレシートを見せて、メールアドレスや電話番号を登録されます。
次に食事の嗜好(ベジタリアン、ハラールなど)、洗濯サービス利用の有無を聞かれ、最後に部屋番号を教えてもらって受付完了です。
ここまでは案内が付きますが、ここからは一人です。
裏口のエレベーターから指定された階に上がり、部屋まで行き、ドアを閉めます。ドアを閉めた瞬間から21日間の隔離生活が始まります。
食事がドアの外に置かれるタイプなので、ドアを完全に施錠されるわけではありませんが、14日目と21日目のPCR検査の日以外は一切外出が許されません。ホテルのスタッフとの会話、連絡は電話かメールだけです。
食事について
食事はお弁当が届けられます。
順番に配膳していくので厳密に時間が決まっている訳ではありませんが、だいたい朝8時、昼13時、晩19時にドアの外に置かれた椅子に食事が置かれ、チャイムが鳴ります。
食事はアジア料理がメインで、中国>日本>インド料理の順に多いです。
全部中華風の同じような味付けですし、正直なところ味はイマイチでした。米がジャポニカ米ではなくインディカ米(タイ米)なのもキツかったです。
食事はホテルによって当たり外れが大きいですね。
1週間でメニューが固定されているので、同じ食事を3回することになります。別の記事で一週間のお弁当を紹介しているので興味がある方はご覧ください。
ルームサービスの食事や、FoodpandaやDeliveroo経由で外のお店の食事を注文することもできますが、もちろん別料金です。
掃除洗濯について
係員が部屋に入れないので、掃除は全て自分でやる必要があります。
タオルやリネンは3日おきにドアの前に置いてもらえることになっていますが、実際にはタオルの交換を自分から要求しないといけませんでした。
洗濯は1バッグ30シンガポールドル(日本円で約2400円)でやってもらえますが、洗濯ごときでかなり高額なので僕は一度も利用しませんでした。
洗面所で手洗いするのが一番安く済む方法ですが、僕のホテルは窓が一切開かなかったので、洗濯も躊躇してしまいました。
洗剤やハンガーは日本から持ってくるか、LazadaやShopeeのようなネットショップで買って持ってきてもらえます
結局僕はどうしていたのかというと、21日のほぼ全てを裸で過ごすことで洗濯の手間を減らしました。
体温測定とPCR検査
1日3回、指定された時間に、HOMERというスマートフォンアプリで体温測定の結果を送る必要があります。
これを怠ると罰金やビザ剥奪といった厳しい措置があるとかないとか。
また、HOMERでは位置情報も見られているので、逃げ出すとすぐにバレるようになっています。
チャンギ空港で受けたPCR検査の結果は翌日にメールで送られてきます。
隔離中のPCR検査は14日目と21日目の2回あり、2、3日前にメールで時間と場所を通知されます。時間になるとフロントから出てくださいと電話がくるので、部屋を出てエレベーターを使って指定の検査場へ。
ちなみに、入国者が受けるPCR検査は全てSWAB(鼻に棒を突っ込まれるタイプ)です。
長くなってしまったので、その2に続きます。
その2では僕が21日にも及ぶ隔離中に何をやっていたのかをお伝えします。