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SBI証券で海外転居の手続きをしました

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こんにちは、猫マグロです。

駐在や長期留学などで日本国内を出国する場合、証券会社にその旨を連絡する必要があります。今回は僕が利用しているSBI証券の手続きの話です。

 

SBI証券に連絡しました

 

SBI証券では海外渡航者者の対応について下記のページの通り案内があります。

 

site1.sbisec.co.jp

 

手続きの内容が細かく書いてある証券会社もありますが、SBI証券はとりあえず電話してくださいというなんともシンプルで原始的な方法です。
ホームページに記載がある電話番号に連絡したところ、オペレーターの方から担当の方に電話を転送されて、口座番号などの個人情報と渡航内容を聞かれました。
そして言われたのがこちら。

・米国株を含めて、特定預かり、NISA預かり、つみたてNISA預かりの株式と投資信託が全て一般口座に移管される
・金・プラチナ口座が閉鎖される
・売買取引は不可
・出金は可能
・配当金や分配金は通常通り証券口座に振り込まれる
・優待や株主総会の案内などの郵便物はストップされるが、常任代理人を立てれば日本国内の登録先の住所に送られる。

 

僕の失敗 

 

今回僕が盛大に失敗したことがあります。

海外渡航の手続きや引越しが忙しく、この手続きが必要なことに気がついたのがなんと渡航当日でした。

本来であれば渡航日の数週間前にSBI証券に連絡を入れ、常任代理人選任のための資料を送ってもらい、自分や常任代理人となる親のハンコを押して送り返すだけで済みました。
面倒ではありますが、難しいことではありません。

ただし今回は、SBI証券から資料が送られてくるころに書類を書く本人が日本国内にいません。
担当の方に、PDFで資料を送ってくれたらサインして送り返せますと無理を言ってみたものの、やっぱり無理ですと言われてしまいました。

ではどうすればいいかと聞くと、SBI証券から資料を実家に送ってもらい、親にサインをしてもらった後にシンガポールの住所まで送ってもらう。次に、僕が必要箇所を記入して、日本のSBI証券まで送り返す。
この方法しかないとのことでした。そうりゃそうですよね。

僕も諦めてそうするつもりでしたが、実家に届いた書類を見て僕の届出印が必要なことがわかりました。サインじゃだめなんですね。

引越しの荷物が入った大量の段ボールの中にハンコがありますが、どこに何の荷物が入っているかわかりませんし、親にほじくり返してくれとも言えないので、諦めざるをえませんでした。
よくないことですが、今は住所不明の状態で放置している状況です。

つみたてNISAがストップになることと、株主優待分がそのまま無くなるのが残念ですが、どうしようもないので日本に戻るまで我慢です。

 

この手続きは必要か

 

結論、この手続きは必要です。実際、SBI証券のホームページには下記の通り記載があります。

 出国後に「(本邦)非居住者」に該当することが判明した場合、当社にて速やかにお取引の制限、特定口座やNISA口座(ジュニアNISA口座)の廃止などの手続きをさせていただきますのでご了承ください。

要するに、海外渡航が発覚したら強制的に口座を止めますね、ということです。税金の問題でトラブルになると大変ですからね。

でも手続きしなくてもバレないのではと聞かれると、実際のところバレない可能性が高いと思います。
海外のIPアドレスからのアクセスを一々監視して、これは転居を伴わない短期留学だからセーフとか、転居を伴う海外赴任だからアウトとか、契約者の動向を把握するのは不可能に近い。ただし何かあった時は全部自己責任ですね。

僕の場合はSBI証券に登録していた住居を解約してしまい、住民票も抜いてしまったので手続きは必須でした。
決して手続きしないことを推奨するわけではありませんが、もしも実家を住所登録していればこの手続きもやらなかったと思います。