猫とマグロのその日ぐらし

誰かに役立つお金、資格、旅行、趣味のこと

MENU

新卒の就職活動中に面接で落ち続けた話

f:id:osty:20210523170147p:plain

 

こんにちは、猫マグロです。

いきなりですが、僕は面接が苦手です。
高校生までは面接なんてそうそう機会があるものではないですが、大学生以降は面接の機会が一気に増えました。バイトにインターン、奨学金。集大成は就職活動です。
社会人になってからも部長や役員クラスが僕の配属先を決めるための面接があって、昇格試験の面接があって、MBAの入学試験でも面接を受けました。普通に生きているだけなのに面接は避けて通れないのです。

 

面接でうまく話せない

 

僕はどうしても面接でうまく話すことができず、就職活動の面接で落ちまくりました。

今でも面接は苦手ですが、新卒の就活中は特にひどかったです。
元々自分のことを話したがる人間ではないし、それを強いられる面接というものに嫌悪感すら抱いていました。自他ともに認める内向型人間だったんですね。

特に、面接官との物理的な距離がある面接は苦手でした。5メートルぐらい私の席と面接官の席が離れていて、なぜかひどく緊張しました。

一方で、面接官との物理的、心理的な距離が近い面接は得意でした。最終面接でも父親と同い歳ぐらいのおっちゃんとおしゃべりするだけという気持ち望めたし、純粋に楽しかった。
蓋を開けてみると、当時内々定を頂いた企業はどこも雑談のような面接をしたところで、面接の形式そのものが自分と合っていたんだと思います。

就活セミナーや就活本を頼ったこともありましたが、はっきり言って役に立ちませんでした。
「それでは自己PRを1分でお願いします」なんて文言を実際の選考で聞くことはほんの数社だったし、ドアのノックが2回でもちゃんと内々定をいただけました。

就活セミナーに行くと講師がノックの回数について情熱的に語っていますが、そもそも「ノックの回数で合否を判断する会社に行きたいですか?」と聞かれると僕はNOです。

志望動機は

「僕はこんなことやりたいんですけどね、、」
「テレビで見て面白そうだったんです」
「製品を使ってるから親しみがあるんです」

と、ダメな就活生の典型例でした。
本当にやりたいことなんてなかったし、他の人みたいに嘘を本当のような話すことができませんでした。

今思えば企業の人は志望動機の中身なんてあまり気にしていないのかもしれません。
話の中身よりも、構造的に話す力や表情の豊かさ、バイタリティー、プレッシャー耐性の方が見られていたような気がします。

 

面接官がみんな立派、というわけではない

 

当時は学生だったので、違和感を覚えど口に出すことはありませんでしたが、今思えばとんでもない面接官も居たなと思います。

30分くらい遅刻してきて「遅れてすみません」の一言もない人、ボサボサの髪の毛にサイズが全然合っていない三つボタンスーツの人、面接前の事前課題の内容を間違えて送ってきて当日まで音沙汰なしの人。全部東証一部上場企業です。
僕は営業でしたが、こんな営業マンが営業に来たら当然一発退場です。なんで人事は一発退場じゃないんでしょうか。
今思えば自分の履歴書を叩きつけて、バカにしているのかと凄むくらいのことはしてもよかったのかもしれません。

当時はもうどこでもいいから雇ってくださいという状態で、社会人でもそんなもんかと思考停止していました。今の僕がもしも面接官なら、こういった人は入室してきてすぐに落としますね。
就職活動中は企業に選ばれることに必死で、面接官に対して部活の監督に接するように振る舞ってしまいがちですが、学生には面接官全員が立派な人だと思わないでほしいです。
個人的な意見ですが、人事に優秀な人を集めて、将来幹部になるための登竜門、出世街道の経由地のような扱いにしている会社と、仕事があんまりできない人を人事に集めて飼い殺しにしている会社が二極化しているような気がします。見抜くのは...簡単ですね。