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安易な歯列矯正をおすすめしない理由

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こんにちは、猫マグロです。
2019年4月から歯列矯正を始め、ついにブラケットを外すことができました。本当に長かったです。ブラケットを外した後も数年はリテーナーを付ける必要がありますが、ここでひと段落です。
歯並びは抜群に綺麗になったものの、歯列矯正はメリットだけではありませんでした。今回は「ちょっとやってみるか」の軽いノリで歯列矯正を行うことをおすすめしません!という記事です。

 

 

歯列矯正のメリット

 

歯列矯正のメリットは大別して二つ。見た目がよくなることと、噛み合わせが良くなることです。
僕の場合上の前歯の隙間がかなり空いていて、これがあまりにも貧乏臭く見えるのでコンプレックスになっていました。矯正の結果歯並びは綺麗になりましたし、コンプレックスも無くなりました。
矯正はいいことばかりのように聞こえますが、矯正期間中には辛いこともありました。
他の方のブログやYoutube、歯科医院のホームページでは矯正のメリットに注目しがちですが、今回は僕の経験を元に、矯正のデメリットと安易な矯正をおすすめしない理由についてお話ししていきます。

 

歯列矯正のデメリット 

頭痛や吐き気

 

これが矯正期間中一番苦痛だったことです。
矯正を初めて1年半ほど経過した段階で慢性的な頭痛に悩まされるようになりました。
寝返りをうっただけで嘔吐するようになり、会社を休んだこともあります。脳に近い部分の骨をいじっているので仕方ないのかもしれませんが、我慢できるレベルではありませんでした。
もちろん症状は人それぞれなので、頭痛を経験したことがないという人もたくさんいるでしょうし、僕が経験していない他の症状が出る人もいると思います。
また、頭痛の原因は矯正によるものかどうかは特定できないので、対策が難しいことでもあります。

 

歯の痛み

 

歯の痛みは特に初期の段階で起こりました。
ブラケットをつけて歯をガチガチに固めているので歯が痛むのは当然ですが、ワイヤー交換後は痛みが顕著で、しばらく硬いものが食べられません。
また、大体の場所に歯の位置が固定された矯正期間後半はほとんど痛みがなくなりましたが、輪ゴムをつけると常に歯や顎を引っ張られているような感覚になるのでこれもストレスです。 

 

金銭的負担

 

歯列矯正はほとんどの方が保険外の治療になるので費用も莫大です。歯科医院によって費用はピンキリですが、それでも大人がやろうとすると100万前後かかります。
歯並びの価値をお金に換えることはできませんが、100万円あれば本当にいろいろなことができます。

 

心理的負担 

 

治療期間が年単位かかり、その間はずっと歯をガチガチに固められているような感じがして強烈なストレスになります。
ブラケットの見た目もいいものとは言い難く、目立たないように裏側矯正や透明なブラケットを使用すると治療期間が長くなったり、費用がさらに上がったりします。

 

虫歯のリスク

 

僕は通常のワイヤー矯正でしたが、ブラケットに食べたものが挟まりとても不快でした。
あっちこっちに何でもかんでも挟まるので、歯磨きは普段の倍くらい時間をかけてする必要があります。もやしが一番の大敵で、ブラケットに絡まったもやしを取るために指を口の中につっこんで引っ張り出していました。
僕が悪い部分も多いにあるのですが、ブラケットを外した段階で4箇所に虫歯ができていました。

 

安易な歯列矯正をおすすめしない理由

 

僕は歯を綺麗にするためだけに約70万円という大金と、1年半という長い歳月を要しました。
これだけの時間とお金があればいろいろなことができます。矯正治療が終わっても実感が湧かないというのが本音で、やってよかったかと聞かれたらなんとも言えません。
辛かったこと、不便だったことも多く、もう一度歯列矯正を決意した時に戻れるならやっていないかもしれません。
ただ、色々あるデメリットを上回る、歯並びをよくしたい、噛みあわせをよくしたいという明確が意志と、めげない心があれば、きっと後悔はしない人生の選択になると思います。