こんにちは、猫マグロです。
僕は2018年度の宅建士試験に合格しましたが、結局宅建士証の交付申請はしませんでした。
今回は僕が宅建士の交付申請を行わなかった理由についてお話ししていきます。
実務経験ゼロの人が宅建士として仕事できるようになるには
宅建士試験に合格したからといってすぐに宅建士として仕事ができるわけではありません。
宅建士として重説などの法に定められた業務を行えるようになるには条件があります。
細かいことは宅建業法で定められていますが、要するに、
・試験に合格している
・宅建士の登録を受けている
・宅建士証の交付を受けている
の3点をクリアして初めて宅建士を名乗ることができます。
宅建士を名乗れるようになるまで
実務経験ゼロの人が宅建士として重説などを行うには以下のプロセスを踏む必要があります。
宅建士試験の宅建業法の中で出題される部分なので受験者は知っていると思いますが、試験に合格しただけでは宅建士にはなれません。
追加で講習や試験を受けたり、役所に書類を出す必要があります。
これがかなり面倒で費用もかかります...
①宅建士試験に合格する
まずは試験に合格しないといけません。試験に合格した、ことに有効期限はありません。
②登録実務講習を受講し、修了試験に合格する
要件を満たした実務経験がある方は試験合格後に登録申請が可能です。
実務経験がない場合は登録実務講習を受講する必要があります。
1か月の通信講座と2日間のスクーリングを受講し、スクーリング最終日の修了試験に合格するとその場で修了証が交付されます。
登録実務講習を修了した、ことには有効期限があるので要注意。
③宅建士登録を行う
宅建士試験の合格証書や登録実務講習の修了証、その他複数の書類を抱えて役所に行き、宅建士登録を行います。
登録された、ことに有効期限はありません。僕はここまで済ませました。
④宅建士証の交付を受ける
合格後一年以内かつ宅建士登録が完了している人は宅建士証の交付申請が可能です。
合格後一年が経過している人はさらに講習を受けた上で宅建士証の交付申請を行う必要があります。
また、宅建士証は定期的に更新が必要で、毎回講習を受講したり手数料を支払う必要があります。
このため、宅建業界で仕事をする予定がない僕が宅建士証の交付申請をするメリットはありませんでした。必要になったタイミングで講習を受けて交付申請をすればいいと思っています。
不動産業界で働かないなら宅建士証の発行は不要
自己啓発や趣味で宅建士試験を受験される方は非常に多いと思います。
実際に宅建士として仕事をしないなら宅建士証は不要ですし、宅建士の登録申請も不要です。
登録実務講習や宅建士登録も結構な額のお金がかかりますし、予備校に通ったり、平日に役所に行ったりしないといけません。
が、将来宅建士として仕事をする可能性がある方は登録だけでも済ませておきましょう。
人生何が起きるかわからないので、僕も登録まで終わらせました。