こんにちは、猫マグロです。
骨折やらモチベーションの低下に苦しみながらも、少しずつではありますがGMATの勉強を進めています。
Math対策にマスアカを3週し、現在はVerbal対策に濱口塾の通信教材をやっています。
今回は濱口塾の教材について感想を書きたいと思います。
Verbal対策のため、最初にOfficial Guide(通称OG)を購入しましたが、問題のタイプ別に分かれておらず、体系的に学習を進められないので、いきなりOGを解くのは効率が良くない気がして濱口塾の教材をやり始めました。
濱口塾教材のいいところ
体系的に学習を進められる点はとても助かっています。パターンごとに問題が分類されているので、解き方や考え方を身につけやすいです。間違える→解答解説→次の問題で実際にやってみる、の流れを何度も反復できます。
自分の苦手分野、得意分野を容易に知ることができるので、克服する、割り切って諦めるといった対策も立てやすいです。
問題量も多く、十分すぎる演習量があります。というか多すぎてなかなか終わりません。全部目を通せていませんが、SCだけで1000問くらいあるんじゃないでしょうか。
また、Web上で問題と解答を入手できるので、自分のペースでどんどん教材を進めていける人にはあっていると思います。
通学コースの場合はどうしても講義スケジュールに引っ張られてしまうので、仕事や家庭との両立は難しいでしょう。
料金も大切なところで、GMAT対策の学校はどこも授業料が高く、他の方のブログをみてみると、GMAT対策に30万、50万といった額を課金している方もいらっしゃいます。
社費留学の人はともかく、私費留学の人は、GMATに課金して高ランクのMBAに行けたとしても、その後の収入増でペイできるかどうか。ROIはビジネスだけでなく、人生においても頭の片隅に置いておかないといけません。
濱口塾通信コースの価格は通学コースや他の予備校よりも安いです。濱口塾のGMAT通学コースで40万円。通信コースなら10万円です。
通学コースと比較すると、一部の問題演習ができない、講師に質問ができない、授業に参加できないといった制限はありますが、AGOSなどの他の予備校と比べても安い方です。
濱口塾教材の悪いところ
解説が雑すぎます。もうこれに尽きます。本当に解説が雑で、解説が解説になっていません。
解答解説のPDFには解答が書かれていない問題もあり、言い方が悪いですが講師の解説が小泉進次郎構文みたく意味不明なことが多々あります。
中学生向けの参考書の定番で自由自在という本がありますが、濱口塾の教材よりよっぽど解説が丁寧です。こちらは一冊3,000円くらいですが。
例えばRC(長文読解)の場合、解答の選択肢に対して、解答の根拠になる本文部の表現が非常に曖昧なことがあります。
直接的に本文中の解答部分を引用するような形で問題を作ってしまうと、英語が母国語の人たちはみんな全問正解してしまいますので、これ自体に問題はありません。
問題は解答解説の方です。紙面上には何行目のこの部分から解答を導き出せます、という解説が掲載されていますが、この解説からは「この部分」からどうやったら解答の選択肢を選べるのかが全く読み取れないのです。ロジックがわからないのです。
実際の講義の音声もありますが、結局似たような解説で、生徒が本当に理解できているとは思えませんし、時たま講師も理解していないように思えます。
授業音声は実際の講義の録音なので、生徒の声も聞こえるのですが、しばしば生徒が置いてけぼりになっているような気がします。
通信コースの場合、問題に関する質問は受け付けないという特徴があり、問題の解答を理解できないと消化不良でそのままにせざるを得ないことも多々あります。
一方で、日本語の解答解説でこれだけの問題と対峙できる問題集や塾はそうそう無いとおもうので、これからもうまく付き合っていこうと思います。