猫とマグロのその日ぐらし

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【就活シーズン到来】そこの"優良企業"にご注意を!

 

こんにちは、猫マグロです。

就職活動中の皆さんは、会社説明会や面接、エントリーシート提出で忙しい日々を過ごしていると思います。

もうすでに内定をもらっていている人、中々面接がうまくいかない人、そもそも自分のやりたいことがわからない人。皆さんが置かれている状況は千差万別だと思いますが、誰もが悪い企業よりも良い企業に入りたいと思っているでしょう。

自分はあまり優秀ではないし、特にスキルも資格もない文系学部卒だけど、ブラック企業には入れないから隠れ優良企業を目指す!なんて人もいるのではないでしょうか。

 

今回のテーマは"優良企業"。

"優良企業"への入社を目指す人にはぜひ読んでいただきたいと思います。

 

 

 

"優良企業"は誰にとっての優良企業か?

 

今回こんな記事を書こうと思ったのには、下の動画を見たからでした。

 

www.youtube.com

 

まず、この動画に突っ込みを入れたいと思います。

ここで紹介されているような製造業では、新卒採用のメインは理系です。飲食業のような毎日人がやめていくような環境ではないので、企業規模の割には文系の採用は非常に少なくてシビアです。

なんでこんなことが言えるかというと、僕が機械系の業界の中のそういう企業で働いているからです。この動画のサムネイルには「応募者0狙い」とかサムネイルに書いていますが、僕の時は大卒文系の採用倍率は数百倍でした。どこの工場に行ってもノギス(計測器具)はミツトヨ製ですし、どこの工場に行ってもチェーンは椿本チエイン製です。文系でも知っている人は知っているし、応募者ゼロの訳がありません。送られてくるエントリーシートは数千枚です。

隠れ優良企業なんて言われている企業でも、隠れていると思っているのは自分だけだったりします。 

 

ここからが本題ですが、"優良企業"とはなんでしょうか。

例えば、

・自己資本比率が高くて財務的に安定している

・シェアが高い製品やサービスを持っている

・離職率が低くてのんびりしている

・Work hard, play hard

・給料が飛び抜けて高い

・自分がやりたいことをやれる

 

ここでぜひ考えていただきたいのは、あなたにとっての優良企業とは何か、ということです。

例えば、この動画では特許数や財務面、製品についての話が中心で、これらが優れている=優良企業と定義しています。これは企業の安定性や成長性の視点で企業を評価していますから、投資したい人、つまり投資家にとっての優良企業だと言えます。

一方で、あなたにとっての優良企業が「給料が良くて、離職率も低い」企業だとすると、ここでミスマッチが発生します。財務的に安定している企業=給料が良くて離職率も低い企業、という式は滅多に成り立たないからです。

もちろん離職率が低くても、赤字を垂れ流し続けて借金まみれになっている企業に入ることをおすすめするわけではありません。働いてお金を稼いで生きていかないといけませんから、企業が存続し、成長し続けるかという投資家的な視点は就活生にも必要です。

  

 

まずは自分にとっての"優良企業"を定義するところから

 

まずは自分にとっての優良企業の定義を探してみましょう。「これがしたい」「これが自分にとっての優良企業だ」というのが決まっていない人は、「これは嫌だ」「これは優良企業じゃない」という視点で見ていくといいと思います。 

例えば、転勤が多いのは嫌だ、給料が低いのは嫌だ、会社の知名度が低いのは嫌だ、製品やサービスに強みがないのは嫌だ...考えてみると「嫌」がいろいろ出てくると思いますが、これの裏返しがあなたにとっての優良企業です。

もちろん全て理想通りという企業はなかなか見つからないと思いますが、まずは自分にとっての優良企業を定義するための材料探しを一度やってみてください。

 

 

社風や雰囲気を大切に→ギャンブルです

 

僕が就職活動をしている時、色々な会社説明会の質問タイムで、

 

就活生「どんな社風ですか」

会社の人「風通しが良くて、仕事しやすい社風です」

 

といった、クソみたいなやりとりをよく目にしました。

社会人になって働きだすと分かりますが、そんな質問をされても「部長が毎朝課長に怒鳴り散らして雰囲気は最低です」なんて言えるわけがないのです。企業にとって就活生はお客様です。将来会社を担う人材になるかもしれませんし、そうでなくても生活の中で製品を買ってくれる直接的な意味でのお客様かもしれません。(トンボ鉛筆人事事件のように、中には高慢な企業もありますが。)なのに、会社説明会に呼ばれたぺーぺー社員が企業イメージを下げるようなことを言える訳がないのです。数十人を前にした会社説明会ならなおさらです。

そして、そもそも社風や雰囲気というのは直属の上司によって大きく異なります。会社という大きな単位ではなく、課とかグループとか、もっと小さな単位で雰囲気も制度も風習も、さらには残業代が出るかどうかも変わります。会社説明会で話しているおっさんの部署は風通しは良くても、横で黙っているお姉さんの部署の雰囲気は最悪かもしれません。そしてあなたがその企業に入社しても、希望通りその部署に配属されるとは限りません。

説明会やインターンシップで出会った人たちだけで社風や会社の雰囲気を判断することはギャンブルなので、会社全体の話として一般化できるような指標、もしくは数値で示せる指標を持ちましょう。

 

 

定量的な数値をまずは大切に

 

社風も雰囲気も大切ですが、それだけでなくて、定量的な数値も大切にしてほしいと思います。例えば会社四季報に乗っている3年離職率、給与、売上高や、転職情報サイトに載っている平均残業時間。そこにははっきりとした数字があって、その背景には公には言えない会社の事情が隠れていたりします。IR情報として公開している項目もあるので嘘も少ないと思います。定量的な数値もぜひ気にしてみてください。