こんにちは、猫マグロです。
会社の上司が渋る中、僕は半年前から飛行機のチケットを取っていたことと、年末休暇をもらうことについて前の上司から許可を貰っていたことを盾に、12月23日から1月7日まで北欧旅行に行ってきました。
今回は中国国際航空を利用しました。往復で12万円と、年末にしてはお得な運賃だったのではないでしょうか。
関空からフィンランドまで直行便のフィンエアーが飛んでいますが、運賃が倍どころでは済まなかったので検討の余地なし。
北京でストックホルム行きに乗り換え、ストックホルムからヘルシンキへはSASを利用。フライト時間は15時間程度でした。
お金がある人にはフィンエアーがおすすめです。
知らない間に関空の出国手続きが全自動化されていました。パスポートをスキャンして、顔写真を撮ったらゲートが開いて出国手続き終了です。
パスポートのスタンプが無いのが少し寂しいですが、これまで時間がかかっていた手続きがスピーディーになるのはいいことですね。こうやって人間が不要になっていくのでしょうか。
ストックホルムアーランダ空港で500mlペットボトルの水が3ユーロもするので、ヘルシンキ到着前にビビりまくり。しかも飛行機の到着が1時間遅れました。
ヘルシンキヴァンター空港には現地時間の10時くらいに到着。気温も下がっていて、-10℃くらいだったと思います。
今回も節約旅なので、宿泊は全てゲストハウスです。物価の高いフィンランドでは格安ゲストハウスのドミでも日本円で3000円が最安値。時期によっても違うと思いますが、日本より高いのは間違いありません。
ヴァンター空港から市内への交通手段は列車、バス、タクシーの3つ。タクシーは置いといて、列車かバスが多くの旅行者のメインの移動手段になりますが、今回は宿がバス停のすぐ近くにあったので、バスで移動しました。
空港のバス停にある券売機でシングルチケットを購入。中央駅に行くなら列車が早いし楽なのでおすすめです。
初日の宿はCheapSleep Hostel Helsinki。大型のゲストハウスで、ドミトリーと個室があります。朝食付きで、歩いて30秒の場所にスーパーがあり、食べ物には困りません。
中央駅方面からは少し離れていますが、バスとトラムの停留所が近くにあるので交通の便も問題なし。空港からもバスで一本です。いい宿でした。
ヘルシンキはフィンランドの首都ではありますが、結構コンパクトな街です。
観光客が訪れるような場所は、マリメッコの本社やイッタラの工場等郊外にあるものを除き、中央駅を中心に、徒歩でも行けるようなところに集中しています。
さて翌日。クリスマスイブです。この日は特に寒い日で気温は−15℃くらいでした。
(事前に調べて行かなかったのが悪いのですが)クリスマスイブは午後にほぼ全てのお店が閉店。クリスマス当日もほとんどのお店が全日閉店します。
トラムやバスのダイヤも大幅に変更されます。イブの日は朝の10時まで運行ゼロ。動き出してからも、本数や運行開始時間、運行するルートが変わります。
とりあえずトラムが動き出すのを待ってから、マリメッコ本社に向かいました。日本人大好きマリメッコ本社には、お得なアウトレットと社外の人でも利用できるマリトリがあります。ヘルットニエミ駅から歩いて15分ほど。
なになに、お店のドアに張り紙がしてあります。
「メリークリスマス!26日までお休みです。」
ということで、いそいそと退散。27日に再訪したので詳細はまた後で。
お昼ご飯を食べようにもそもそもお店が空いていません。市立美術館の横のショッピングセンターにフードコートがありましたが、空いているのはケバブ屋だけでした。同じく食べ物に困った観光客がケバブ屋に押し寄せていました。
次に向かったのはテンペリアウキオ教会。石の教会として有名なテンペリアウキオ教会は非常に洗練された、モダンな教会でした。クリスマスイブは午前中のみ、無料で開放されていました。
観光客に賑わうオールドマーケットも、この日ばかりは閑散としています。午後3時にはほとんど全てのお店が閉店してしまいました。
ヘルシンキの中心部ですが、かなり閑散としています。
夜はイルミネーションがとてもきれいでした。
翌日はクリスマス。朝一でスオメンリンナ島へ行きました。
スオメンリンナ島へはオールドマーケットの近くから出ているフェリーに乗って15分くらいです。フェリーは動いていましたが、お店は一切空いていません。観光案内所も空いていません。
本来であれば、オシャレなカフェやショップが並び、博物館もあったりして、観光客や地元の人で賑わう人気スポットです。
スオメンリンナ島は海上要塞。いわゆる軍艦島で、現在は世界遺産に登録されています。
島内ではいたるところに戦争時に使用されていたと思われる砲台の跡や、擁壁が残っています。潜水艦、大砲(おそらくレプリカ)も展示されています。
夏季になれば潜水艦の艦内に入ることもできるようです。
コンパクトな島なので、端から端まで歩いても30分ほど。お店や博物館が空いている日なら一日中楽しめると思うので、ヘルシンキ旅行の際にはぜひ行ってみてください。
駅前のカフェで休憩。この時期のヘルシンキは日中でもほとんど日が昇らない上に、天気も悪いので、睡眠時間の調整が難しいです。朝9時でもまだ真っ暗ですし、午後4時にはもう真っ暗という感じです。
次回はエストニアのタリン編です!