こんにちは、猫マグロです。
もうすぐ受験シーズンですね。実は僕も、今年のセンター試験を受験しようと考えていました。通訳案内士の免除が欲しかったからです。が、気がついたら申し込み期間が終わっていました。申し込み期間、短すぎでしょう。
来年こそは受験しようと思います。
僕は大学時代、いわゆる商・経営系の学部でマーケティングを専攻していました。とは言っても、ゼミにも入っていなければ卒論も書いていないので、本当に所属していただけ。自分がやりたい勉強をやっていました。
今回は来年の4月に商・経営学部に入学する新入生のために、僕が読んでよかったと思うマーケティングの入門本を紹介します。
本格的に授業が始まるまでに読んでおけば他の学生と差がつけられますし、3年、4年生や社会人の学び直しにももちろんおすすめできる本たちです。
ゼミナール マーケティング入門
マーケティングを専攻するなら一番最初に読みたい本で、大学の勉強をする上で基礎となる内容です。それなりに厚みがある本ですが、非常に読みやすく、かつ体系的に学習できる本です。
章末に演習問題が用意されていて、知識の定着と理解度のチェックに役立ちます。絶対的な正解がない問題ばかりで、本には解答が掲載されていません。ネット上に”意見”をあげている人がいっぱいいるので、ぜひ問題を解いて、他の人の"意見"とご自分の"意見"を比較してみて下さい。
4P、製品ライフサイクル、流通チャネル、PPM。
↑↑↑↑↑どれか一つでも分からないならぜひご一読下さい。
今猫マグロはマーケティング系の部署でお仕事をしていますが、仕事をする中でもたま〜にこれらの単語が出てきます。社会人の方にもおすすめです。
また、マーケティングと経営とはお互い密接に関わっています。内部のマネジメントができても、外向きに商売ができなければ会社はつぶれてしまいますし、その逆もしかりです。経営学も同じシリーズで良い本が出ているので、合わせて読んでおきましょう。
新人OL、つぶれかけの会社をまかされる
分厚い本は読んでられないという方も多いでしょう。ぶっちゃけ面白くないですし。
そんなあなたにはこちらがおすすめです。小説を読むような感覚でマーケティングの勉強ができます。新人OLが潰れかけの会社をまかされる話です。
この本のいいところは、シチュエーションがあるところです。例えば、SWOT分析をするときにどんな状況で、どのように行うのかをストーリーを通じて理解できます。
続編の新人OL、社長になって会社を立て直すも読みましょう。
ドリルを売るなら穴を売れ
新人OLシリーズを少しかたくした本で、こちらも佐藤義典さんが書いています。小説っぽいのが苦手ならこちら。
それにしても本のタイトルが秀逸ですね。顧客はドリルを欲しているのではなく、何かに穴を開ける、もしくは開いているという”価値(バリュー)”を求めているのだと。
「相手が何を求めているのか」を考える上での基礎を教えてくれる本です。
V字回復の経営
「実話をもとにした企業変革ドラマ」とサブタイトルにある通り、企業が復活を遂げるストーリーです。新人OLシリーズと同様に小説っぽくなっていて、非常に読みやすいです。
ゼミナールマーケティング入門がアカデミック寄りな本だとすれば、こちらは現場に近い本と言えるかもしれません。実務家の方が書いているということもあって、企業内部の組織の状況や外部環境など臨場感があり、なおかつ机上の空論にとどまらないリアリティを感じる一冊です。マーケティングに加え、マネジメント・経営寄りの話も時々入ってきます。
他のシリーズも面白いです。
コトラーのマーケティング・コンセプト
こちらはマーケティングを学習する上で基礎となるコンセプト(概念)・用語を解説している一冊です。コトラーさんはマーケティングの勉強をしていると何度も耳にする方。マーケティングの父と言えばコトラーさん、というような方です。
もちろんただの用語集ではなく、それがどうあるべきか、何を考えるべきかが述べられています。ちょっと硬派な内容なので、ゼミナールマーケティング入門の後に読む本ではないでしょうか。
まとめ
最近はおしゃれで軽快なマーケティングの入門本がたくさん出てきていますが、やはり全ての基本はゼミナールマーケティング入門です。基本を身に着けた上で、ケーススタディなんかを読んでいくと、その企業が何を考えてどんなマーケティングをしたのかがある程度理解できるようになるため、とっても面白いと思います。