こんにちは、週末ボーダー歴10年の猫マグロです。
今日は京都外国語大学でIELTSを受けています。会場に向かう途中、来年から大学に入学するのであろう女子高生とそのご両親が家を探していました。もうそんな季節です。
さて!
サークルに入っている大学生の方はもうすぐスノーボード合宿のお時間です。
日頃不細工扱いされているあなたもゲレンデマジックで気になるあの人と急接近!するかどうか分かりませんが、要するに滑って飲んで恋人をつくろうという、そういう大学生限定のイベントであります。
ほとんどの方はダサくてボロボロの用具一式をオールレンタルするか、自分のセンスでカッコつけられるウェア以外レンタルする思います。(みんなしていました)
が、本気で気になるあの人と急接近するには自分のウェアはもちろん、板も揃えて、コソッと一人で練習しに行って、華麗なカービングと360を見せられるようにするのがいいでしょう。(よかったです)
今回はスノーボード初心者におすすめの道具一式を紹介します。男性にも女性にも参考になると思うので、見てって下さいね!
まずはボード、ビンディング(バインディング)、ブーツです。
板から選びたくなる気持ちは十二分にわかりますが、ブーツ→ビンディング→ ボードの順にそろえていきましょう。
自分の足に合ったブーツを選ぶことが最優先で、このブーツに合ったビンディングを選び、最後にブーツとビンディングに合った板を選ぶという流れが理想的です。
スノーボード
スノーボードの選び方ですが、形状・長さ・柔らかさで絞り込んでいきます。
形状はツインかディレクショナルツインのキャンバーボード。ここですでに「ディレクショナルツインとは何ぞや??」という方は...まぁ最後まで少々お付き合いください。
滑るのが楽なのはディレクショナルツインですが、将来スイッチで滑ることが増えそうならツインがおすすめです。カービング中心でいくのか、パークやグラトリなのか、自分のやりたいことから逆算します。
次に形状です。できれば普通のキャンバーを選びましょう。ダブルキャンバー、ハイブリッドキャンバーなんてのも流行っていますが、エッジを雪面に立てる感覚を得ることはカービングの基礎になりますし、オーリーのタイミングを掴むことはキッカーやグラトリの基礎になりますので、やはり最初スタンダードなキャンバーボードに乗ってもらいたいです。
とにかくロッカーボードは絶対に選んではいけません。あれはもう別物です。板の乗り方が全然違います。逆エッジになりにくいので、初心者用としてプロモートされがちですが、明らかに上達を妨げます。上手くなってから、ジブやプレス中心のグラトリ用として使うならいいと思います。
板の長さは身長ー15〜ー20と言われていますが、正解はありません。長いほど安定感が増し、高速のカービングも楽になります。短いほど軽くて取り回しがよくなりますし、グラトリのノーリーなんかはやりやすくなります。カービングを楽しむのか、地形や壁遊び中心のフリーランなのか、キッカーに入るのかで選び方は変わってきます。
参考までに、僕は身長173cmで150の板に乗って、カービングもグラトリも小さ目のキッカーも全部やっています。身長170cmなら150〜153ぐらいがおすすめです。
それでは具体的な板の紹介をしていきます
これまで(高級国産メーカー以外の)いろいろなメーカーのボードに乗ってきましたが、乗り心地や軽さ、価格などを総合して考えると一番はyonexでした。
結論から言ってしまいましたが、板に関してはyonex信者です。ごめんなさい。
まず軽さが段違いです。カーボンが入っているので非常に軽い。高速でかっ飛ばしたり、大型キッカーを飛ぶのであれば話は変わると思いますが、そんなに上手でもない週末ボーダーが適度なスピードでカービングやパーク、グラトリをダラダラ楽しむのであればこの軽さは無くてはならないものになります。
しかも反発がすごいので、良く飛びます。カーボンですから。ちなみに、ウッド(木製)の板と比較するとオーリーのタイミングが少しだけ早くなるような気がします。これは慣れが必要です。
オガサカ系の国産高級ボードもいいのかもしれませんが、型落ちが出回らない(そもそもそれほど数を作っていない)ことや初心者のくせに生意気だと思われることを考えると、やはりyonexがおすすめです。
4XP
男性にも女性にも一番おすすめの板です。キャンバーの基本形状、ソフトなフレックス、軽量で取り回しがいいという、基礎をしっかり学べる一本です。カービングからグラトリ、パークまでオールラウンドな板。
初心者でもスノーボードを楽しめるように、底がコンベックスになって逆エッジになりにくいようになっています。しかも高品質な日本製(ヨネックスは中国製の板と日本製の板があります)。
FOAROC
こちらは従来のキャンバーボードの形状でありながらも、雪面に接する面積を大きくすることで、よりルーズな取り回しができる一本。イージーライドキャンバーというやつです。グラトリのプレスなんかは特にやりやすくなると思います。4XPよりも低速、パーク寄りの板です。
ちなみに猫マグロはPARKAHOLICに乗っています。
ビンディング(バインディング)
ビンディングも板同様、軽くて柔らかいものがおすすめ。
僕はビンディングはバートンのものをちょこちょこと買い替えています。ブーツがバートンなので相性をあまり考えなくていいことと、軽量なことがおすすめポイント。
大型キッカーを飛んだり、高速カービングで斜面を攻めていくのはまだ先の話だと思うので、板同様に柔らかめのものがおすすめです。高いモデルを買う必要は全くありませんが、一番安価なfree styleというモデルはやめておきましょう。
ビンディングの取り付け方法が板よって異なるので、対応しているか購入前に確認しておきましょう。
特にバートンのビンディングは要注意。ESTはBURTONのchannelシステムのみ対応していて、Re:FLEXはchannelシステムと他社の4×4に取り付けできます。先程紹介したyonexの板は4×4になります。
custom
オーソドックスでクセがなく、(安いので)僕も愛用しているビンディングです。柔らかめなので、安定感が必要ならmissionにしてもいいと思います。
misson
こちらもクセがなく、扱いやすいおすすめのビンディング。customより硬くて高いです。
ブーツ
ブーツはメーカーや価格よりもフィット感が大切です。同じメーカーでも履き心地が全然違ったりします。Deeluxeというメーカーは熱成形のインナーでフィット感抜群のブーツを作っていたりします。とにかくいろんなブーツを試着しましょう。そして必ずビンディングと合わせましょう。
注意点
スノーボードは本当に危険なスポーツです。毎年のように衝突事故が起き、遭難し、流れてきた板にひかれ、多くの方が亡くなっています。安全第一で楽しみましょう。リーシュコードは必ず付けましょう。ヘルメットもできればつけましょう(最近はオシャレなヘルメットがたくさんあります)。それと、リア充大学生サークルの皆さんにありがちですが、コースの真ん中で座り込んだり、寝転んだりしないようにしましょう。
それでは皆さん、今年もシーズンインです!