こんにちは、猫マグロです。
最近、「スタンフォードの自分を変えるための教室」という本を読みました。人間の意志力の話です。この本を読んで思うことがあったので、記事を一つ。
行動できないのは意思力が無いから?
僕は勉強が好きです。新しい知識が増えるのは楽しいし、「英検合格!」みたいな目標を達成できると素直に嬉しいです。
いくら勉強が楽しいといっても、やる気がない日だってあります。1週間に2日くらいはやる気が無くなって、ぼのぼのみたいに「も〜だめだ〜」なんてどうしようもないことをブツブツと呟いています。
したい、しないといけないという意思がありながら、やる気がない、集中力がつづかないなんてことは日常茶飯事。意志力があればロボットみたいに淡々と頭や体を動かせるかというと、そうではありません。意志力の強さと実際に行動できるかどうかは別の話です。
そもそも意思力なんていいますが、やらないという選択肢を自分でつくっている時点で意志力はありません。やるしかないのなら、本来はYESの選択肢しか残っていないはず。意志力という言葉は矛盾があるように思えます。
結局のところ、マインドセットなんて必要ないんです。手を、体を、頭を動かし続けることでしか、outputは出せません。継続しないと目標は達成できません。
とはいっても、ぶっ続けで集中力ややる気を維持できる人はなかなかいません。
ではどうすれば行動できるのでしょうか。意志力に左右されずに、継続できるのでしょうか。
意志力に影響されない仕組みをつくる
行動するための仕組みをつくることで、意志力の変化に関係なく、継続できることに気が付きました。仕組みそのものは目標達成の手段でしかないので、なんでもいいんです。
個人や集団に合った仕組みづくりの方法があると思います。とにかく毎日継続するための仕組みをつくることが大切です。
僕の場合、英毎日の学習ノルマを設定しています。今は英検合格が目標なので、単語やリスニングのノルマを設定しています。
毎朝一日のノルマを手帳に書いて、終わったものから一つずつチェックマークを付けていきます。
ノルマ自体は自分の時間や能力の7割くらいで終えられるようにしています。あくまで継続することが目的なので、どんなことがあっても終えられる分量に設定します。詰め込みすぎると大抵は三日坊主で終わりますから。
裏を返せばどんなことがあっても毎日のノルマはこなさないといけません。友達にドタキャンされてしょぼくれている時も、失恋して落ち込んでいるときも、会社の飲み会で帰りが遅くなっても、毎日のノルマが終わるまでは寝られません。寝る寝ないではなく、寝られないのです。
この仕組みは僕に合っていただけで、他の人が同じことをしてもサボってしまうかもしれません。それはただ仕組みが合っていないだけで、いい悪いの問題ではありません。
大切なのは仕組みをつくること。自分が逃げないように、逃げられないようにすることです。
しないといけないという状況になると、それはもうやるしかありません。
どれだけやる気がなくて、どれだけ時間がかかって、どれだけ集中力がなくても、間違いだらけでも、やるしかないのです。自分が逃げられない仕組みをつくることで、継続できるようになります。
仕組みづくりが大切なのは仕事も同じ
仕事でミスをした。どうすればこのミスの再発を防げるのか。
「もう二度とこのようなミスをしません!」という根性論は論理的ではありません。
「(もう、ミスしないぞ...)」と、心の中で思い続けることも効果はないでしょう。
気の持ちようでミスをしないなら、はじめからみんなミスなんてしません。
どうすれば二度とこのミスをしないかを考える。ミスの発生を防ぐ仕組み考える。そして実際に仕組みをつくる。ついに誰も同じミスをしなくなった。
これで初めて失敗に意味が生まれます。
勉強も仕事も仕組みづくりが大切
意志力なんてのははじめからありませんし、必要もありません。
自分や組織の成長に大切なのは仕組みづくり。
タラレバばかり言っている人は、自分を追い詰める仕組みをつくってみてはいかがでしょうか?