今回もPITAPAの話です。
OSAKA METROのPITAPA割引サービス、マイスタイルとフリースタイルのことは多くの方がご存知だと思いますが、PITAPAプレミアムはどうでしょう。
PITAPAプレミアムの仕組み
仕組みはとっても簡単。
駅を一つだけ登録し、利用したい区(利用エリア)を選ぶとその範囲での利用に上限額が設定されます。範囲内が乗り放題になるということです。
マイスタイルとは違い、対象駅間の乗り降りでも割引が適用されます。
引用:OSAKA METRO HP
例えば本町駅を登録駅にして、エリアを3区にした場合、図のグリーンの駅間の利用すべてに上限額が設定されます。
本町ー梅田、本町ー天王寺はもちろん、京橋ー天下茶屋、大正ー北浜、野田阪神ー今里も全部割引の対象になるのです。
支払いの上限となる料金は1ヶ月あたり2区9020円、3区10760円、4区12090円となっています。1ヶ月定期と同じ値段ですね。
マイスタイルとプレミアムの比較
登録駅、対象駅間の利用に上限額が設定されるという点ではマイスタイルもプレミアムも同じですが、どう違うのでしょうか。
マイスタイルは登録駅ー登録駅、登録駅ー対象駅の利用に上限額が設定されました。
プレミアムは登録駅ー登録駅、登録駅ー対象駅の利用に加え、対象駅ー対象駅の利用にも上限が設定されます。
これがマイスタイルとプレミアムの違いです。
プレミアムの料金は1ヶ月あたり2区9020円、3区10760円、4区12090円。
マイスタイルは2区8040円、3区9410円、4区10120円。
プレミアムの方がちょっとだけ高いです。
どんな人がプレミアムを選ぶべき?
”平日は自宅ー職場・学校、休日に自宅ー梅田”という使い方しかしない人。
つまり、登録駅と対象駅間でしか地下鉄を利用しない人はマイスタイルの方が得です。
通学や通勤でPITAPAを利用している人の多くはマイスタイルの方が得でしょう。
自宅や学校、職場以外のところから外出する機会が多い人はプレミアムの方が得です。
自宅ー職場、自宅ー梅田、職場ー本町”に加え、"自宅ー恋人の家、恋人の家ー梅田、大阪市内あちこちで営業"など。
具体的な例を見てみましょう。自宅が天王寺で、職場が梅田にある人と仮定します。
下の画像はマイスタイルで梅田と天王寺を登録駅にした場合の対象駅の範囲です。
登録駅である梅田(東梅田、西梅田含む)ー天王寺と、登録駅ー対象駅はすべて割引の対象です。
通勤で梅田ー天王寺を利用し、休日には天王寺ー心斎橋、天王寺ー大阪港などを利用する人はマイスタイルの方が得です。
こちらはプレミアム。梅田と天王寺が入るように本町3区で登録しています。
プレミアムの意義は対象駅間の移動にあるので、平日梅田ー天王寺ばかりを行き来する人ならマイスタイル一択です。
彼女が玉造に住んでいて、土日になると彼女の家と自宅、梅田を行き来するような方でもマイスタイルが得。
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平日:天王寺ー梅田
休日:天王寺ー玉造、玉造ー梅田、梅田ー天王寺
一方で、営業で大阪市内をうろうろする人ならプレミアムの方が得かもしれません。
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平日:天王寺ー梅田、梅田ー本町、本町ー弁天町、弁天町ー桜川、桜川ー大国町、大国町ー谷町六丁目、谷町六丁目ー天満宮、天満宮ー梅田、梅田ー天王寺...
猛烈激務な営業マンならプレミアムの方が得かもしれません。
(こんな人いるのでしょうか)
もう薄々気がついている方がいるかもしれませんが、プレミアムはなかなか元をとるのが難しい仕組みになっています。
多くの人はマイスタイルで十分事足りるでしょう!