日本に帰ってきました。ワイシャツやら革靴やらと新生活の準備に追われています。
今回はヨーロッパ周遊旅行にかかったお金や感想をお伝えします。
ルートと期間
期間は2017年3月1日から3月27日。
ルートはこちらです。
アムステルダム→ブリュッセル→ケルン→ヴュルツブルク→ミュンヘン→ザルツブルク→ウィーン→プラハ→クラクフ→ブダペスト
(少し遠出して、アムステルダムからユトレヒト、ミュンヘンからフュッセン、クラクフからオシフィエンチムにも行きました。)
ほとんどの移動が格安バスでした。
電車はザルツブルク〜ウィーン、プラハ→クラクフ(ボフミン)間だけです。
ヨーロッパ1ヶ月周遊旅行で使ったお金
全部合わせて約209,500円でした。
安いと思いましたか?高いと思いましたか?
東南アジア1ヶ月周遊旅行の時は120,000円ほどでした。これに比べるとずいぶん高いように感じます。
1ユーロ=123円で計算しており、非ユーロ国のハンガリー、ポーランド、チェコではユーロを両替したか、カードで決済しています。
国別の支出は計算しませんでしたが、物価が高いアムステルダム、ブリュッセル、ドイツ各都市での支出がかなりの割合を占めています。
オランダ入国後すぐに300ユーロ(cash)を引き出し、スーパー、切符などの少額決済や、非ユーロ通貨との両替に使いました。
これ以降一度もATMを利用することはなく、カードを使えないのはブダペストの温泉の水着レンタルや宿のデポジット、屋台ぐらいだったと思います。
非ユーロ通貨への両替のことを考えても、キャシュは150ユーロで足りたと思います。
宿泊費
オフシーズンにも関わらず、西ヨーロッパ(オランダ、ベルギー、ドイツ)では1泊2000円が最低ラインと、宿泊費がかなり高かったです。
その上、予約が宿泊日の直前になり、割高になってしまったと思います。
ウィーン以東は1泊600円前後まで宿の相場が下がり、ちょくちょく行きたかったレストランに行きはじめました。
移動費
flight=95,380円は日本〜ヨーロッパの往復の飛行機代、transport=19,700円はヨーロッパ内の移動です。
飛行機は行きは関空→香港(ジェットスター)、香港→モスクワ→アムステルダム(アエロフロート・ロシア)。
帰りはブダペスト→モスクワ→上海(アエロフロート・ロシア)、上海→関空(ピーチ)というルートです。
飛行機は直前に予約したのでかなり割高。イタリアやスペインをまわった時は、ドーハ経由で往復6万円でした。
ロシア航空はひどい飛行機でした。席はLCCみたく狭いし、天井のエアコンから水がポタポタ落ちてきます。モスクワの空港は東南アジアよりもひどいです。おそロシア。
移動費は長距離バスを使うことでかなり節約できたと思います。
ただ、本当にしんどかった。3日おきに5、6時間の長距離バスに乗りました。3列独立シートみたいないいものじゃないですよ。普通の4列シートです。
旅行を楽しみたいならバス旅はおすすめしません。疲労感が半端じゃないです。
結局途中でこらえきれずに電車に乗ってしまいました。格安のwestbahnとLEOexpressだけですが。電車でも格安の会社を利用すればかなり移動費を抑えられると思います。
ちなみに貧乏旅行ならユーレイルパスはおすすめしません。
電車が好きで、お金よりも時間を取る人向けです。
食事代
食事はほとんどスーパーやデリ、街のパン屋さんで、たまにマクドナルドやケバブ屋に行きました。
どうしてもシュニッツェルとフォアグラを食べてみたかったので、この時は評判のいいレストランで散財しました。
その他
博物館や美術館にはケチらずにお金を使うようにしています。レンブラントの夜警は本当に素晴らしかった。
節約のため、バスやトラムはほとんど使っていません。5km程度なら15kgのバックパックを背負っていても普通に歩きます。
旅の感想
よかった国はオーストリアとハンガリー。街や人の雰囲気が僕に合っていました。
食べ物が美味しかったのはベルギーでした。(ワッフルとフライドポテトしか食べてないけど)今回巡った国は食べ物が微妙な国が多かったです。
期待していたシュニッツェルはデカいだけで、特に美味しいわけではなかったです。僕がろくなものを食べてないだけかもしれません。
水が硬水だからか、ヨーロッパは食べ物もっさりしている国が多いです。
仕方ないのかもしれませんが、それでもイタリアとスペインは別格の美味しさです。
行ってよかったのはノイシュバンシュタイン城とアウシュビッツ。
大聖堂や宮殿、お城は飽きるほど見てきましたが、ウィーンのシェーンブルン宮殿はなかなか良かったです。マリアテレジアさまさま。
雨男っぷりを発揮し、旅程の80%ぐらいは大雨暴風という何とも悲しい旅になりました。西ヨーロッパはほぼ毎日大雨暴風。
ノイシュヴァンシュタイン城に行った時だけ晴れたのが幸いです。
水着を持っていかなかったのは失敗でした。まさか水着が必要になるとは。ハンガリーの温泉のことです。
レンタル水着もありましたが、レンタルはキャッシュのみ。あの時キャッシュは残っていませんでした。代わりにフォアグラを食べたのでよし。
もう僕の人生でこんな無茶な旅行は二度とできないかもしれません。彼女もできず、友達も少なかった大学生活でした。卒業旅行も結局ひとりだったけれど、一生の思い出ができた。
僕は「人生の中でやりたいことリスト」というものを作っていて、その中に「アウシュビッツに行く」「ノイシュバンシュタイン城に行く」という項目がありました。
すべてにチェックマークをいれることができた、本当に有意義な旅行でした。
次はスイスのGlacier Expressに乗って、ウユニ塩湖に行って、北欧でオーロラをみたい!