猫とマグロのその日ぐらし

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プノンペンのキリングフィールドとS-21へ

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ついにキリングフィールドへ。

同じホステルの人たちがトゥクトゥクをチャーターする中、僕は宿で自転車を借りました。
結構遠かったですが、全然行けます。ひたすら大通り沿いを行くだけなので迷うこともありません。
地図で見ると市内から12km、50分くらいでしょうか。安い上に、自分のペースで行動できるのが自転車の魅力ですね。

少し脱線しますが、バイクタクシーやトゥクトゥクを使う時は事前に価格交渉をしますよね。
例えば「キリングフィールドまで往復で10US$」となったとします。
目的地に到着して、一通り見て回って、いざ帰ろうとなると「やっぱり15US$だ。払わないと乗せないぞ」なんてばかなことを言ってくるドライバーがいます。
払わないと戻れないのでみんな払うのですが、こういうのはどこの国に行ってもめんどくさいです。今回自転車を借りた理由の一つでもあります。

皆さん御存知の通り、カンボジアではポルポトというコミュニストが国民を大虐殺した過去があり、当時の刑場として各地に残されているのがキリングフィールドです。
中でも一番大規模だったのがプノンペンにあるキリングフィールド。
入場料は6US$でオーディオガイドがついてきます。もちろん日本語もあります。これにプラスして駐輪代1,000リエルが取られました。

入ったはいいものの、あれだけ行きたい行きたいと言っておきながら、30分しか滞在できませんでした。
入ってすぐは大丈夫だったんですが、450体の遺体が埋められていたという場所辺りから空気が変わったような気がしました。霊や輪廻転生なんて全く信じないタイプですが、長居する場所ではないと思いました。

 

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そこらじゅうにある穴は遺体が掘り返された跡です。Killing treeは子供を叩きつけて殺すために使われました。

 

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Magic treeはスピーカーを引っ掛けるために使われました。大音量で音楽を流し、刑場内に響き渡る悲鳴をかき消すのです。
おかげで近隣住民からは何かの集会が行われていると思われていたようです。

 

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今でも雨が降ると埋まっていた人骨が出てくることがあるそうです。
慰霊塔には亡くなった方の頭蓋骨がびっしりと積み上げられています。

 

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次はS-21(トゥール・スレン虐殺犯罪博物館)。こちらは知らない方も多いのではないでしょうか。僕もカンボジアに来てから初めて存在を知りました。
ポルポト政権下、当時高校だった場所は政治犯の強制収容所に変わり、一度入ると生きて出られなかった場所です。
セントラルマーケットから自転車で10分ほど。入場料はオーディオガイド付きで6US$、オーディオガイド無しで3US$、学生は学生証の提示で無料でした。

 

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内部の撮影は禁止されているので写真はありませんが、当時の独房や足枷、拷問に使われた道具、収容されていた方の写真などが展示されています。

 

今日は憂鬱な1日になってしまいました。
明日は旅の終わりの地、ベトナム・ホーチミンへと向かいます!