猫とマグロのその日ぐらし

誰かに役立つお金、資格、旅行、趣味のこと

MENU

格安フィリピン留学で英語ペラペラになった話

f:id:osty:20210501102519p:plain

 

こんにちは、猫マグロです。
今回はフィリピン留学について僕の実体験を元にお伝えしていきます。情報は2014年当時のものなので、変更していることもあると思います。悪しからずご了承下さい。

 

  

フィリピンに留学した経緯

 

高校生のころから英語の勉強が好きで、河合塾の全統模試では偏差値70を超えていました。英語が唯一の取り柄で、大学に合格したのは英語のおかげです。
大学入学後はTOEICの勉強に励むようになり、通学途中の電車の中でずっと問題を解いていました。受験の度にちょっとずつスコアが上がっていき、800を超えたあたりでこんな疑問がでてきました。

 

「話せないと意味なくない?」

 

英語を話せるようになりたい。英語を話せたらモテそう。そんなノリで留学を決意しました。
最初は留学先としてアメリカやイギリスを検討しましたが、UCLAに留学した友達は半年で250万円かかったと言います。金がないからと自宅から通える国公立大学しか受験させてくれなかったのに、そんな大金は我が家にはありません。
大学の交換留学制度は英語圏ゼロで使えませんでした。そうなるとフィリピンしか選択肢がありませんでした。
思いついたらすぐ行動。3年次が終わる前に大学に休学届けを出し、フィリピンに4ヶ月間語学留学に行きました。

 

留学した語学学校 ”CNE1”

 

www.cne1jp.com

 

僕はCNE1という日系の語学学校に約4ヶ月通いました。フィリピンの留学ならセブ島というイメージがありますが、こちらはルソン島。マニラの空港でピックアップしてもらい、ターラックという田舎の学校に向かうことになります。
フィリピンの語学学校の多くは韓国系か日系の資本が入っていて、韓国系だと韓国人、日系だと日本人が多くなります。

英語を学ぶために外国に行って日本人とつるむのはどうかと思ったのですが、

1.先生がよく教育されてそうだった

2.韓国系は食事がキムチばかりでつらいと聞いた

3.安かった

この3つ(特に3つ目)が決め手となり、CNE1への留学を決めました

 

レッスンの内容について

 

マンツーマンの英会話レッスン4時間を基本に、自由に受講するレッスンを選べます。
1日8時間マンツーマンの日常会話を受講する人もいれば、4時間だけの人もいました。僕はマンツーマンの英会話レッスン4時間、発音のグループレッスン2時間、プレゼン&ディスカッション2時間の計8時間のレッスンを毎日受講しました。

マンツーマン英会話はひたすら目の前の先生と話す。レベル毎にテキストが用意されていて、テキストのカリキュラムに従って授業を進めていくこともあれば、下らない世間話をひたすらするなんてこともありました。これは生徒の希望に合わせてもらえます。授業の自由度が高いのはとてもよかったと思います。

発音はグループレッスンで、3人の時もあれば1人の時もありました。先生のノリがよくてとても楽しかったです。
なぜか分かりませんが発音のクラスって人気が無いんです。とっても大切だと思うんですが。アジア圏の人なら"th"と"s"、"l"と"r"の使い分けができなくても理解してもらえますが、これがネイティブ相手だとさっぱり通じません。発音の授業は本当におすすめです。

プレゼン&ディスカッションもグループレッスンで、その名の通りプレゼンやディスカッションを扱います。英語力の向上だけでなく、人前で話す訓練としてもよかったです。コミュ障な僕に度胸を与えてくれました。

  

英語力の変化

 

入学当初、先生が何を言っているのか全く聞き取れないレベルからスタートしました。自分の出来なささにショックを受けながらも、授業後には予習や復習の他、単語、文法の勉強を基礎からやり直しました。
英語漬けの環境にいると自分の耳や口が馴染んできます。1ヶ月が経ったころには、先生の言葉をなんとなく理解して、「あ〜」「え〜」と言いながらなんとか言いたいことを分かってもらえるようになりました。
それから突然ペラペラに話せるようになったり、スランプに陥って全く話せなくなったり紆余曲折を経て、あっという間に卒業となりました。僕としては自信を持って"I can speak English!"と言えるまでに成長したと思います。
留学後にTOEICやIELTSを受けていないので、自分の英語力がどれだけ上がったのかを定量的に表すことはできません。
でも、フィリピン留学後にカナダに留学した際、現地の学校で一番上のクラスに入れたのはフィリピンでの経験があったからこそです。

 

費用について

 

授業料と寮費と食費がセットになっていて、1か月で12万円程度でした。
パッケージ料金の他に、入学金、visa代、渡航費、保険代がかかりましたが、僕は大阪府から奨学金をいただいたので、これらの費用はかかりませんでした。
渡航費はセブパシフィックやジェットスターのセールを利用すると安く抑えられます。
学校へ申し込む時にエージェントを通すと高くなるので、学校に直接コンタクトを取るか、無料のエージェントを利用するのが費用を抑える秘密。韓国系でも多くの学校が日本語に対応しています。

  

フィリピン留学Q&A

Q.フィリピン英語はタガログ語訛りが酷い?

 

A.学校の先生はとてもキレイなアメリカ英語を話しますが、外に出ると訛っています。"fifty five"が”ピプティ パイプ”と聞こえます。こちらの言うことは理解してもらえるので、意思疎通には問題ありません。

 

Q.治安が悪い?

 

A.僕が通った学校のエリアやセブは比較的治安がいいようですが、首都マニラやミンダナオ島ではテロや殺人事件が多いです。夜に出歩いたり、危ない場所に行かなければ問題ありません。

  

Q.日本人ばかりの環境で英語が身につく?

 

A.韓国系の学校でも日本人はいるので、英語を話すんだという意思の強さ次第です。成長する人は頑張っていました。

 

Q.生活インフラは整っている?

 

A.僕が通った学校はオーナーが熱心に水回りやWi-Fiの整備をされていたので、特に不自由を感じることはありませんでした。こればかりは学校によると思います。停電は時々起こります。

 

Q.休日の過ごし方は?

 

A.僕は自分の部屋で映画を見たり、近くのショッピングモールに行っていました。他の生徒はビーチに行ったり、ダイビングの資格を取ったり、夜遊びしたりしていました。

 

フィリピン留学の感想と結果

 

フィリピンに行ってよかったです。留学は短い間でしたが、海外でも普通に意思の疎通ができるようになったのは、他の国ではまずありえない学習効率の良さにあります。毎日8時間ひたすら英語を話し続けるというハードな環境に身をおいたからこそ、これだけ成長できたと思います。
英語を学びたいという方は現状ではフィリピン一択。イギリスやアメリカに行くよりも間違いなく対費用効果が高いです。
英語で何かを学びたいという方には大学留学をおすすめしますが、フィリピン留学は英語で学ぶことができるまで英語力を引き上げてくれます。 

フィリピン留学、おすすめです!