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これから就職活動をする人に伝えたいこと

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僕は17卒として就職活動をする中でたくさんの失敗をしました。
これからお伝えすることは、これから就職活動という人生の一つの節目を迎える皆さんに反面教師にしてもらいたい点です。
特に、中途半端な国公立文系や私立文系の人に役立つと思います。

 

  

インターンの選考に通ったからといって、本選考で通用するとは限らない

 

世間で一流企業と言われるインフラ、メガバンク、損保、建設、商社のインターンに無双状態で参加しましたが、本選考ではどこも受かりませんでした。
素材メーカー志望だったので、インターンに行ったところの多くは本選考そのものを受けていないという背景もあります。
でも、これらのインターンに行ったことで「もしかしていけるんじゃないか?」という錯覚に陥っていたのも事実です。
いざ蓋を開けてみると、インターンと本選考では選考基準が違うのか、面接では次々と落とされます。

 

ちなみに、本選考とインターンでESの内容をほとんど変えていませんが、書類選考で落ちることはあまりなかったように思えます。
インターンに参加する中でESをブラッシュアップするのは間違いなく効果アリです。

また、志望している企業のインターンでいいパフォーマンスができれば、本選考はフリーパスに近くなります。
インターンの実態は人材の青田買いですから、参加するなら本気で取り組みましょう。
自分の能力に自信があれば、どんどん行きたい企業のインターンに参加し、アピールしておきましょう。

逆に、自分の能力に自信が無ければ志望している企業のインターンには参加しない方がいいと思います。人事に悪い印象を与えて終了です。
その場合は、志望していない業界のインターンに参加し、自己成長のきっかけにしましょう。

   

文系で化学メーカーばかり受けるのは危険

 

優良企業が多いと言われる化学業界ですが、文系の採用枠は極めて少ないです。辞める人が少ないので採用する必要がないんですね。
にも関わらず、東大含め高学歴の学生がアホみたいに受けに来ます。
要するに、高いレベルの学生同士で限られた席を奪い合うことになります。

ただでさえ選考スケジュールが短い17卒では、化学業界に入れ込むのは相当危険だったと思います。
自分の会社のネームバリューを気にする人は、入社後の仕事内容や将来性の話は別にしても、文系の採用人数が比較的多い業界。
例えば金融・電機・通信・IT等を受けたほうがいいでしょう。

文系で採用人数が少ない業界に絞るのは危険です。
ただ、それでも化学業界はおすすめです。まったり高給の代名詞。

  

選考が長い企業やリクルーター制度がある企業ばかりうけるのは危険

 

17卒のような短期決戦だと、選考に参加できる企業の数自体に限界があります。
その中で、セミナーへの参加度を見られる企業やリクルーター面接が何度もある企業に入れ込むのは危険です。

例えば中之島に本社がある電力会社。ずばり関西◯力です。
2時間のリクルーター面接が計4回、2時間のお茶会が1回、グループディスカッション、本選考の面接等盛りだくさんでした。
これだけの選考があって、すべて「明後日空いてる?」という突然の電話に対応しなくてはいけません。断ったらそこで選考終了です。
かといって、「はい、行きます!」と言うと、先に入れていた他の企業の選考はキャンセルしなければいけません。キャンセルした企業の選考はそこで終了です。

こういうことがあるので、結果的に受ける企業は絞られていきます。
前もって選考に参加する企業の優先順位を決めておきましょう。 

 

一流企業に受かる人と受からない人の違い

 

ノックの回数について熱心に語る就活セミナーの講師、聞かれてもいないのに大学名と名前を言う学生、みんな同じ真っ黒のスーツ。就活は茶番であり、一種のカルトであり、本当にクソな文化です。
でも、一流企業に通る人はこれを茶番と思わず、カルトの信者になっても、クソにまみれても、面接官にとって耳障りのいい美辞麗句を理路整然と並び立てられる能力がある人です。

就職活動を気持ち悪いと思ってはいけません。その感情は必ず態度や顔に出ます。みんな気持ち悪いと思っているので我慢。
笑顔でハキハキと、思ってもいないことを本音っぽく言える能力がある人が一流企業に通ります。
どれだけ資格を積み重ねたって、実際に大手企業にいけるのは学生時代に遊びまくってコミュ力を鍛えたリア充たちです。

もちろん、明確な人生のビジョンがあって、能力も実績もある人は自信を持って下さい。どこでも通ります。

見た目も本当に大事です。イケメン、美人ってだけで就活は無双できると思います。 
ブサイクでもパリッとしたスーツに爽やかヘアーでだいぶ良くなります。

ただ、どんなにダメでも自分の考えの軸というか、守りたいラインは守るようにしましょう。

ノックの回数やスーツの色でウダウダ言ってくる会社から内定を貰ってもその会社に入りたいと思いますか。入社後にくだらない社内ルールに縛られて苦労します。 

 

筆記試験対策は超重要

 

地頭がいいトップ層は何の対策もしなくてもいいと思いますが、僕のような中途半端な国公立大や私立文系の人は筆記試験対策をしておいたほういいです。
特に非言語は文系にとって関門です。SPIと玉手箱ぐらいはやっておいたほうがいいでしょう。筆記試験に通らなければ土俵にすら上がれません。
ちなみに複数人で解けるwebテスティング形式もありますが、テストセンターのことを考えるとやっぱり勉強しておいたほうがいいでしょう。

  

就活は運と縁とカラオケ

 

就活は運と縁だということを割りきって、落ちても発狂せずに、根気よく続けることが大切です。あなたが”志望動機なんて聞いても無駄なのになんでそんなこと聞くんだ”と思うように、企業の中には同じことを思っている企業もあります。
それがあなたにあっている企業です。

独り言が止まらない、突然涙が出てくる、ぬいぐるみの爆買いなんてこともありましたが、これでも前に進むしかない。前に進まないと可能性はゼロのまま。
自分に合っている企業を探し続けるしかありません。

とにかく前に進むしかないんです。
感情を捨てて、ただひたすらに前だけを見る。

それと、面接の前はカラオケに行きましょう。声がよく通って自信に満ちあふれているように見えます。

  

あなたの人生は一度しかない

 

世間体を気にして、節操なく大手企業ばかり受ける人がよくいます。
自分のことだと思う人は、もう一度よく考えてみて欲しいです。
それで本当にあなたの夢や理想を実現できるのかどうか。世間体のための人生を歩みたいのかどうか。

京大の知り合いはヨーロッパの大手企業でインターンを経験しながらも、卒業後は地方に移住しました。慶應大学を卒業した先輩は外資系IT企業を1ヶ月でやめて、大学院に入り、今は自分がやりたいことをやっています。

彼らを負け組と思いますか?

僕には自分のやりたいことをやれている彼らが輝いているように見えます。

実際に入社式を迎えると、会社の規模や知名度なんてどうでも良くなります。そんなことを気にしているのは就活生だけ。僕自身そうだったからよく分かります。

一度きりの人生をどう生きたいのか、よく考えて欲しいです。

 

まとめ

 

就職活動を終えると成功談を語る人が増えますが、どれだけ売り手市場でも全員が大手企業に入れるわけではありません。
慶應に入っても東証一部上場の企業に入るのは50%もいないのが現実です。

だから気楽にやりましょう。

たまには友達と遊んで、おいしいものを食べて、しっかり寝る。

 

これから就職活動を迎える皆さんが、僕の失敗を活かしてくれることを願っています。